今回の記事は、これからサーフィンを始める方のために書きました。
サーフィンは、初心者の段階で事前に知っておくべきことが沢山あります。
それらを知らずに海に入ることはとても危険で、最悪の場合、大きな事故につながることも考えられます。
しっかりと『サーフィンの常識と安全面の認識』を学んだ上で、海へ向かうようにしましょう。
初めてのサーフボード選びについては、こちらの記事を参考にしてください。
サーフィンにはルールがある
まず一番最初に知るべきなのは、サーフィンの世界にはルールがあるということです。
サーフィンのルールを守らない初心者が海に入っていると、他のサーファーは不快な気持ちになります。
また、相手にけがを負わせる可能性がある以上、『ルールを知らなかった』では済みません。
一番大事なサーフィンのルールは?
まず最初に覚えるべきルールは、『波を横取りしてはいけない』というものです。他のサーファーがすでに乗っている波を横取りすることを『前乗り』と言います。
サーフィンの世界では、『沖側から来た、波に乗っているサーファーが優先』という基本ルールが存在するのです。
このルールを守らないと、サーフスポットから追い出されたり怒鳴られることもあります。そして、そうなってしまったのは残念ながら自業自得でしかないのです。
ちょっとぐらいダメなの?
前乗りは、絶対にしてはいけません。
不本意で前乗りしてしまった場合は、すぐに謝るようにしましょう。
サーフィンのルールの詳細に関して学びたい方は、こちらの記事が参考にしてください。
【参考になる記事】絶対守ろう!サーフィン5つの基本ルール
サーフボードを自分と波の間に置かない
サーフボードは、波に対して垂直になるようにします。このときに気をつけたいのが、『波と自分の間にサーフボードをいれない』ことです。
どうして?
波に弾かれたサーフボードが、自分に激突する可能性があるからです。
同時に、自分の後ろ側にも常に気を配る必要があります。
自分のサーフボードは凶器になることを知る
周りに人がいるのにサーフボードを投げ出したら、危険以外の何者でもありません。サーフボードで相手にケガをさせないよう、周りには細心の注意を払ってください。
そんなに危険なの?
サーフボードの先端が眼球に当たり、失明したケースもあります。そのような事態にならないように、周りには常に気を配るようにしましょう。
他のサーファーに近づきすぎない
初心者の段階で、サーフボードを思ったようにコントロールするのは至難の技です。
ある程度自信がつくまでは、人が少ないところを選んで練習するようにしましょう。
上手い人たちが集まってるところはダメなの?
初心者が最初から良い波があるピークへ行くのは、危険が伴います。最初は自分のレベルに見合った場所で、サーフィンの練習をすることをお勧めします。
注意】だれもいないサーフスポットでの入水は避けてください。万が一の事態が発生した時に、遭難などの大きな事故につながる危険性があります。
自分のレベルに適したサーフスポットを選ぶ
サーフスポットの中には、初心者がはいると危険な場所も存在します。
なにが危険なの?
水深が極端に浅かったり、カレント(潮の流れ)が非常に強いなど、初心者には危険が伴う場所も多くあるからです。
サーフスポットの情報を、事前に確認することが大事です。
ワイプアウトしたときの対処法を学ぶ
ワイプアウトとは、『波に飲まれてしまうこと』です。初心者の段階では、ワイプアウトをたくさん繰り返すことになります。
どうやって対処したら良い?
特に重要な対処法は、常に頭を守る姿勢をとることです。
水中でサーフボードが頭に激突したり、海底に叩きつけられることがあるからです。ワイプアウトをしたらすぐに体を丸めて、頭を腕で覆うようにしてください。
パニックにならない
サーフィンが水上で行うものである以上、『冷静でいること』はとても重要です。
パニックになってしまうと冷静な判断力を失い、万が一の時に適切な対応ができなくなってしまいます。
例えばどんな時に?
強いカレントに流されたり、ワイプアウトした時にもっとも大事なのは『パニックにならず冷静でいること』です。
油断しない
サーフィンの世界でも、『油断』は大きな事故につながる原因になります。
- 小さい波だから
- 水泳に自信があるから
- 足がつくから大丈夫
こんな気持ちでいると、大きな水難事故につながるきっかけになり得ます。
サーフィンは危険なの?
自然は人間に力を分けてくれますが、油断すると命を奪っていく怖いものでもあります。
- 海に癒される
- 自然のエネルギーをもらう
このような気持ちでいるのは問題ありませんが、『海は怖いもの』だという原理原則を決して忘れないでください。
カレントについて理解する
海には、『カレント』というものが存在します。
カレントって何?
離岸流、平岸流とも呼ばれる『強い潮の流れ』のことです。この流れに乗ってしまうと、一気に沖に流されてしまい『漂流』する可能性があるのです。
正しい対処法を学ぶためには、カレントの知識をまず身につけることが大事です。
どのように対策したら良い?
岸の建物などを目印にして、『自分がいる位置』を常に認識してください。流されていると判断したら、すぐに対応しましょう。岸に戻れないと判断したら、できるだけ早い段階で大きな声で他のサーファーに知らせるべきです。
詳しい対処法に関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
サーフィンの初心者は、ときとして中級者以上のサーファーから嫌われるものです。
そうなってしまう理由は極めて単純で、『初心者が、ルールを知らない危険人物』だからです。
自分が乗っていた波を初心者に『横はいり』されて、サーフボードをぶつけられたら、腹がたつのは当然のことです。
きちんとルールを守っていたら、サーフィンは楽しいものです。
最初のうちはとにかく安全第一で、『海を甘くみない』ようにすることをお勧めします。