寒い冬の中でサーフィンをする理由は、単純です。
どんな寒さにも打ち勝つほどの魅力が、サーフィンにあるからです。
寒さに震えても、波に乗っている間はその寒さを感じることはありません。
サーフィンをしたことがない人からしたら、『どうして寒い海にまで入って波乗りをするのだろう』と思うことでしょう。
なぜそんなことができるの?
サーファーは寒さを耐え忍んででも、『波に乗っている感覚』を手にしたいのです。
時間にしたら、たった数秒しかありません。
『いい波』には、それほどまでに『寒さに打ち勝つほどの魅力がある』のです。
今回の記事は、真冬サーフィンの醍醐味についてです。
夏に比べて空いたサーフスポットでサーフィンができる
冬の間のサーフィンには、いいこともあります。サーフスポットの混雑が、緩和することも1つです。
『夏だけサーファー』が姿を消し混雑が少なくなれば、乗りたい波にも乗れることでしょう。
四季の美しさをとことん堪能
凍えるような冷たい水に浮かんでいる間は、『真夏の日差し』が懐かしくなります。
ウェットスーツに着替えてる時の北風も、『あの日の暖かさ』を思い出させるはずです。
早く暖かくならないかな・・・と、春の訪れを願うのです。
夏じゃないと嫌だ・・・
エンドレスサマーを追い求めるのも素敵なことですが、『耐え忍んだ冬』があるからこそ、夏の日差しは強く輝きを放ちます。
言っている意味がわからない・・・
四季の移り変わりは美しく、かけがえのないものです。
春の草木の緑や、たんぽぽが一面に咲き乱れる光景、雪溶けの始まった川の流れる音、その全てが、『永遠に終わらない夏』よりも、価値のある瞬間なのです。
波乗りとして自然と対峙することで、当たり前に過ぎゆく季節に感謝ができるようになるはずです。
冷え切った体を温めるお湯に感動
凍えている体を温めてくれる、お風呂を想像してみてください。ポリタンクに入った熱いお湯でも構いません。
サーフィン上がりの温かいお湯は、『極楽』そのものです。
サーフィン後の温かい食べ物や飲み物
温かい食べ物や飲み物は、サーフィンで冷えた体を優しく温めてくれます。
ラーメンや、コーヒー、味噌汁、そのすべてが、体の芯まで染み渡ってくるのです。
まとめ
夏だけがサーフィンのシーズンではありません。いい波が割れているのなら、僕たちサーファーは真冬の海にでも飛び込んでいきます。
雪が降っていても、雨が降っていても、台風の真っ只中でも、波に乗りたいという気持ちが優ってしまうからです。
寒い寒いと体を震わせながら、乾いていないウェットスーツに腕を通し、潜ったら頭がキーンとなるような冷水に浸かり、水平線を眺めます。
それでもその先に、『いい波』が押し寄せてくるのが見えたとき、全身全霊をその瞬間にかけられるのです。
その瞬間こそ、季節や温度に関係なく、『サーファーの人生が太陽のように輝くとき』です。
エンドレスサマーでなくても、真冬でも、秋でも春でも、その気持ちは変わることがありません。