サーフィンほど、『経験年数』が当てにならないものは存在しません。
サーフィンの世界では、『歴が長い』ことは『上手い』ことに比例していかないのです。
どうして年数は関係ないの?
例えばランニングを『毎日』1年間続けた人と、『一ヶ月に1回のペース』で5年間走っていた人がいたとします。この2人が同時に走った時に、いい結果を残すのはどちらでしょうか?
おそらく十中八九、前者のランナーが良い結果を残すはずです。
何が言いたいの?
サーフィンは、『長距離マラソン』に共通する部分があります。マラソンもそうですが、サーフィンは『ブランクの長さ』が技術の向上の大きな妨げになるのです。
サーフィンには、『何年間やっているからここまでできる』と言うような目安も存在しません。その理由は簡単で、月に一回しか海に行けないサーファーであれば、技術の向上が一気に難しくなってしまうからです。
経験年数ではなく環境と練習密度が大事
サーフィンの上達度に、歴の長さや年月は関係ありません。大事なのは、環境と練習密度なのです。
家の目の前がサーフスポットであれば、10年間の間にたくさんの波にのることができるでしょう。その一方で海まで二時間以上かかる場所に住んでいたら、それ自体がハンデになるのです。
海の近くに住んでいないのだけど・・・
もちろん本人のやる気次第では、どんな環境のハンデも乗り越えることができます。
歴が5年間でも、スタイルがあって美しいサーフィンをするサーファーを大勢知っています。短い経歴でスタイルや技術を身に付けているサーファーは、とにかく海に通い波に乗っているのです。
サーフィン歴の年数で目安になること
それでは、『サーフィン歴の年数』があることの『凄さや利点』とはなんでしょうか?歴がある人は、サーフィンに対しての情熱や愛情がたくさんあると言うことです。
長年同じことを続けることは、簡単なことではありません。
『サーフィンの歴がある』ことで目安になることを簡単に要約すると、以下のようになります。
- サーフィンの仲間がたくさんいる
- サーフスポットに詳しい
- 知識がある
サーフィン歴が長いことの一番の利点は、たくさんの仲間がいることです。
どうしてたくさんの仲間がいるの?
サーフィンを長く続けていくことで、たくさんの仲間と出会うことができるからです。歴が短いサーファーが知らない多くのことを、『長くサーフィンを愛し続けた人』は知っているのです。
とにかく海に通い練習の密度をあげよう
サーフィンで上手くなるのに重要なのは、『波に乗った回数』と『海に行った回数』です。
とにかく海に行き波に乗ることが、上達につながっていきます。上達して行くために重要なのは、どれだけ高い頻度で波に乗っているかです。
1回サーフィンに行くごとに、1度しか波に乗れない人がいたとします。
1ヶ月に一回サーフィンに行ったら、一年で12回波に乗れたことになります。1週間に1回サーフィンに行けば、52回。毎日サーフィンしたら、365回です。
チリも積もれば山となります。ブランクを作らないようにコツコツと海に通い続けて、目標に近づいていきましょう。サーフィンが上手くなるために大事なのは経歴の長さではなく、『経験の密度』です。
その過程で、無駄になることなんて1つもありません。