サーフィンの世界には、へっぴり腰サーファーというものが存在します。
へっぴり腰サーファーは、『尻もちワイプアウト』することがとても多いです。お尻を突き出した姿勢でサーフィンをするから、尻もちをついてしまうのです。
そしてその見た目は、とても格好悪いです。
どうしてこうなってしまうの?
太ももの筋肉が不足がちな女性サーファーによくみられる症状ですが、ポイントを抑えることでへっぴり腰サーフィンを改善することができます。
それと同時に、お尻からワイプアウトする確率も大幅に減らすことができるのです。
解決法と結論を先に言うと?
へっぴり腰を改善するためは、『足首』と『ひざ』をしっかりと曲げる必要があります。特に重要なのは、『足首の使い方』です。
こちらの写真がとてもわかりやすいですが、足首がしっかりと曲がっているのがわかるはずです。
もう一度最初の一枚目の写真を、見てみてください。足首の角度の違いが、はっきりとわかるはずです。
詳しくはここから説明していきます。
へっぴり腰を改善する方法
足首を曲げる
まず最初に、足首を全く曲げないようにして腰を落としてみてください。
足首の角度を90度に保ったまま、膝を曲げ腰を落としていくと、見事なへっぴり腰になるはずです。
後ろに転んでしまいそうになる・・・
この姿勢の状態は、お尻側に重心があります。波に乗れたのに尻もちをついてしまうのは、間違った重心のかけ方をしているからです。
最初に紹介した1枚目の写真で『お辞儀をしているような姿勢』になっているのも、これが原因です。
どういうこと?
後ろに転ばないようにしたバランスを取ろうとした結果、見事にお辞儀型サーファーの姿勢になってしまったのです。
明らかにサーファーとして不自然な姿勢なのは、『足首』の使い方が間違っているからなのです。
次に腰を完全に落として、しゃがんでみてください(下イラスト参照)。
この状態の時は、しっかりと足首が曲がっているはずです。
この足首の角度が正しい姿勢の基本なの?
サーフィンをしている時になるべき足首の角度は、この状態です。
足首をそのままの角度で、ゆっくりと腰を上げてみてください。足首の角度がそのままだと、おしりを上げてもひざの位置が同じ場所にあるはずです。
今あなたがしている姿勢が、サーフィンの正しいフォームです。
この時点で、あなたは屁っ放り腰になっていません。
ただし、太ももがパンパンに張っているのがわかると思います。この中腰姿勢を10秒以上保てないのであれば、筋力の不足が考えられます。
筋力が足りないとどうなるの?
筋力が必要最低限ない場合、屁っ放り腰を解消するのが難しくなります。足の筋肉をしっかりつけてから、フォームの改善に挑んでください。
足の筋肉をつけるトレーニング方法は、こちらの記事がとても参考になります。
【参考になる記事】【自宅で筋トレ】大腿四頭筋の鍛え方。効果的な自重トレーニングとは
膝を前に突き出すように曲げる
『ひざ』をまげるときは、『前側につきだす』必要があります。
膝を曲げているのに前側に突き出てこない場合は、足首の角度が足りていません。先述したようにもう一度、しゃがんだ状態からやり直してみてください。
しゃがんだだけなのに、後ろに転んでしまう・・・
【備考】もしもあなたがしゃがんだ状態を保てないのであれば、足首が『非常に硬い』可能性があります。サーフィンにおいて、足首は非常に重要な役割を果たしていきます。
上達のためには、しっかりと足首の『柔軟体操』を行い、柔らかい状態を保たなければいけません。
【参考になる記事】硬い足首がストレッチで柔軟に!効果的なストレッチ3選!ストレッチボードの人気ラング10も紹介
まとめ
屁っ放り腰サーフィンを改善する方法は、以上です。上の動作をしている段階で、サーフィンの正しい姿勢を理解できたはずです。
可能であれば、中腰の状態で写真を撮ってもらいましょう。
その時に屁っ放り腰になっていないのであれば、あとはサーフボードの上で実践するだけです。
また、正しい姿勢の時に疲れる筋肉の位置も分かったはずです。陸上でできるのであれば、サーフボードの上でも必ずできます。
焦らずに着実に、海に通い続けましょう。あきらめなければ必ずできます。