サーフボードでサーフィンをしていると、壁にぶつかることがあります。そのような状況の時に、原点に戻してくれる遊びがあります。
それが、ボディーサーフィンです。
それってどんな波乗り?
使うのは、自分の体が基本。そのほかの道具は、足ヒレやハンドプレーン(手につける小さい板)だけ。
ボディーサーフィンは、長いサーフボードとは縁がない『純粋に波に乗る遊び』なのです。
ボディーサーフィンの魅力
サーフボードを使って波に乗っていて、『波乗りの原点』を忘れてしまうことはありませんか?
思っているようにラインどりができなかったり。やろうとしている技にばかり囚われしてしまったり。
思っているように波に乗れなくて悩んでいる・・・
ボディーサーフィンをすると、そんな悩みはどこかに吹き飛んでしまうはずです。
その理由は簡単で、ボディーサーフィンをすると『波に乗るという単純明快な遊び』に、集中できるようになるからです。
ボディーサーフィンで何を学べる?
サーフィンは、『遊び』です。それこそが、波乗りの原点だったはずです。
プロという職業も存在していますが、大多数の人は『ただ波を使って遊んでいる』だけなはずです。
その原点を忘れて、頭を抱えてサーフィンの上達に悩んだりしていませんか?眉間にシワを寄せて、波待ちしていませんか?だれかに波をとられて、イライラしていませんか?
自分にも、そんなふうになってしまう時があります。
そんなときは、ただ単純に体だけを使って波に乗りましょう。
なんのために?
ボディーサーフィンは必ず、あなたに波に乗ることの楽しさをもう一度思い出させてくれます。
自分の体だけを使って波乗りに明け暮れたら、『今までとは違う視点で波を見ること』ができます。
しばらくボディーサーフィンをしたあとに再びサーフボードを手にしたら、全く新しい波乗りの世界が広がっていくはずです。
ボディーサーフィンの道具
ボディーサーフィンの道具は、シンプルです。
波を滑走するのに一番必要なのは、『自分の体』です。サーフボードではありません。
そのほかにあったら便利なのが、こちらの二つです。
- フィン(足ヒレ)
- ハンドプレーン
フィン(足ヒレ)の力を借りることで、テイクオフが簡単になります。
ほかに必要な道具は?
その他にあったら便利なのが、『ハンドプレーン』と呼ばれる手に取り付ける板です。
ハンドプレーンなしではダメなの?
難易度は上がりますが、ハンドプレーンを使わずにボディーサーフィンを行うこともできます。
もしもさらなる疾走感をボディーサーフィンに求めるのであれば、『ハンドプレーン』がその手助けをしてくれるはずです。
ボディーサーフィンのやり方
ボディーサーフィンのやり方は至ってシンプルです。
テイクオフをして、波のパワーゾーンに自分の体を常にキープしていくだけです。
と言うのは簡単ですが、ボディサーフィンは実際にやってみるととても難しいです。そもそも、思ったように全然波に乗れません。
どうして?
サーフボードがあれば、多少クリティカルなエリアからテイクオフの位置がずれても、なんとかなります。ボディーサーフィンは、通常のサーフィンのテイクオフのような、ショルダーからのテイクオフはほぼ不可能です。
ボディーサーフィンの場合は、常に波の『パワースポット』にいる必要があるのです。
どうやったらテイクオフができる?
波がしっかりと掘れている、パワーゾーンでのテイクオフが必要になります。そうしなければすぐに失速してしまい、沈んでしまうからです。
最初はフィンとハンドプレーンの力を借りて、『ボディーサーフィンのコツ』をゆっくりと習得していくのがいいのかもしれません。
まとめ
自分はいま少しづつ、ボディーサーフィンの魅力に気がつき始めています。体だけで波に乗れば、純粋な波乗りの楽しさに夢中になれるからです。
上達に伸び悩んだときはサーフボードを使わずに、『波だけ』を見つめるのもいいのかもしれません。そうすれば、今まで知らなかった『波の一面』を垣間見ることができるはずです。