今回の記事は、幅がある大きいサーフボードの持ち方についてです。
幅が狭いショートボードの場合は、ほぼ間違いなく誰もが簡単に持つことができます(下写真参照)。
ロングやファンボードはどうするの?
それではもしも、腕の長さがサーフボードの幅よりも短かったらどうすれば良いのでしょうか?
ロングボードやミッドレングス(ファンボード)の場合、幅が広いものが多くなります。
そうなるとどうしても、女性や腕の短い方は持ち運びに苦労するものなのです。
適当に持ったらどうなるの?
間違った持ち方をすると、大切なサーフボードを落としてしまうことにつながったりと、いいことがありません。
幅の広いサーフボードの持ち方
腕を伸ばしても届かないサーフボードの場合、いくつか持ち方があります。
サーフボードを横にして腰にひっかける
こちらは、自分自身もロングボードを持ち運ぶ際にするやり方です。
サーフボードを寝かせた状態で、下の図のように担ぎます。ちょうど腰骨のあたりに引っ掛けて、腕で押さえつけるようにしてサーフボードを固定します。
難しそうだけど・・・
こうすれば、片手でロングボードなどの幅が広いサーフボードも持ち運ぶことができます。少しコツがいる運び方ですが、慣れてくればすぐにできるようになります。
最初のうちは、空いている手で支えるようにして持ってみてください。
長距離になると疲れてしまうのが欠点ですが、近場への移動に使える持ち運び方です。
頭の上に乗せる
腕力に自信の無い方にオススメなのが、頭の上に乗せて持ち運ぶ方法です。腕の筋力に負担が少ないので、長距離の徒歩移動にも使えます。
注意点は?
ただし、ワックスが付いている部分を太陽に向けるのはオススメできません。なぜかと言うと、日差しが強い場合、歩いている間にワックスが溶け出してしまうからです。
サーフボード運搬用のラックを使用する
サーフボードを持ち運ぶための、ラックもあります。こちらのラックを使用すれば腕の短い方でも、しっかりとサーフボードを持つことができます。
腕力に自信の無い方に、オススメのアイテムです。
間違ったサーフボードの持ち方と注意点
典型的な間違ったサーフボードの持ち方は、下の図のようなものです。
冷静に考えると信じられない持ち方ですが、実際にされている初心者の方をときどき見かけます。
これの何がいけないの?
サーフボードをこのように持ち歩くと、周りの人にぶつかってしまい怪我をさせてしまう可能性があります。進行方向に対して、常にサーフボードの先端を向けるようにしましょう。
風が強い場合は、突風でサーフボードが煽られることも考えられます。その場合は、もう一方の手でサーフボードを支えるようにしてください。
まとめ
初めてのサーフィンの場合、サーフボードの持ち方にも戸惑うものです。人によっては、滑り止めのワックスを、スノーボードのように滑走面につける人がいるほどなのです。
わからないことがあったら、恥ずかしがらずに先輩サーファーに聞いてみましょう。技術や知識を誰かに聞くことは、『恥ずかしいこと』ではありません。
その一つ一つの行動は、必ず確実な一歩となり、未来へつながっていくはずです。