サーフボードのリペアを始める前に、絶対にやらなければならないことが1つあります。それは、『サーフボード傷口の水分を完全に乾かすこと』です。
では、どのようにサーフボードを乾かせば良いのでしょうか?
答えは簡単です。サーフボードの最も理想的な乾かし方は、『自然乾燥』です。その逆に絶対にやってはいけないのが、『熱で乾燥させようとすること』です。
今回の記事は、リペア作業前の『サーフボードの乾かし方』についてです。
なぜサーフボードを乾かす必要があるの?
サーフボード内部に湿気がある状態でリペアを行うと、中に水分が閉じ込められてしまいます。
それの何がいけないの?
そうすると、水分がサーフボードの腐食を進行させてしまうのです。腐食が進むと、サーフボードの寿命が短くなります。
そうならないために、『サーフボードの乾燥作業』が必要なのです。
サーフボードが水を吸ったか確かめる方法
サーフボードは、水を吸うものです。リペアが必要な傷口を見つけた時点で、すでに水を吸っている可能性が高いです。
どうやったら水が入ってるかわかる?
判断が難しい場合は、サーフボードの傷口を口で吸ってみましょう。傷口から空気が全く吸えないのであれば、サーフボードが水を含んでいる心配は少ないです。
もしも、空気が吸えて水気も感じるのであれば、サーフボード内に水が浸入しています。
その場合は、入念に乾燥行なってからリペア作業に入りましょう。
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サーフボードの乾かし方
傷口を下に向けて内部の水分が落ちるのを待つ
サーフボードの傷口を下に向ければ、重力で水分が落ちてきます。しかし傷口がとても小さい場合は、なかなか水分が抜けてきません。
早く水分を抜くためのいい方法はないの?
最終手段として『傷口を広げる』のも方法の1つです。傷口を広げる場合は、ていねいに慎重に行ってください。
その際に内部のフォームが傷つかないように気をつけましょう。
リペアに自信がない場合は、ショップに直行することをオススメします。
除湿機と一緒に部屋に放置する
除湿機をかけている部屋にサーフボードを放置しておきしょう。
先述したように、一番いい方法は『自然乾燥』です。時間に余裕があるのであれば、ただひたすら乾くのを待ってください。
除湿機があれば、乾燥時間を短縮できます。
傷口の大きさにもよりますが、最低でも一週間以上、乾燥させることをオススメします。
ドライヤーで乾かす【必ず冷風で】
傷口が十分に大きい場合は、ドライヤーを当てることで速く乾かすことができます。ドライヤーで乾かした後も、数日間は自然乾燥を行なってください。
注意!!)ドライヤーをサーフボードに当てて乾かす場合は、必ず冷風にセットしてください。
サーフボードにとっての大敵は、『高熱』です。絶対に熱風を当てないでください。
温風を当て続けると、サーフボードの変形につながります。最悪の場合、ガラスクロスが剥離してきます。
まとめ
サーフボードの乾燥作業は、時間がかかるものです。
自分自身もつい焦ってしまい、乾燥作業をおろそかにすることがあります。
サーフボードを乾燥させる上で最も重要なののは、忍耐強く待つことです。それを怠ると、サーフボードの寿命が縮まってしまいます。
一番理想的なのは、10本ぐらいサーフボードを持つことだと思います。そうすれば、乾燥させる時間を十分に取ることができるはずです。
いつの日か、そんな生活が実現できるように頑張って生きていこうと思います。