混雑しているところでサーフィンをすると、波に乗れなくてイライラするものです。そんな状況のときに焦ると、どんどん悪循環にハマっていってしまいます。
いい波を見る目があるのに、乗れないからと変な波を選んでしまったり。
ダンパーになった波に乗った瞬間、次のセットが自分のいた場所できれいに割れていた、なんてこともあるはずです。
混雑しているサーフスポットほど、『一本だけいい波に乗れたらいい』と考えた方がいい理由が、そこにあります。
一本だけでいい。
そう考えるだけで心に余裕が生まれ、いい波に不思議と乗れるようになります。
今回の記事は、『混雑しているサーフスポットでサーフィンをするときの心構え』について書きました。
欲がなければもっと波に乗れる
迷信じみたことを言いますが、欲が少ないほどいい波に乗れます。これは自分自身が経験していることです。
『時間がないからできるだけ波に乗りたい』
そんなふうな気持ちで入ったときは、めったにいい波に乗ることができません。
その一方で、『一本だけ乗れたらいいかな』という気持ちで入るだけで、結果が変わってきます。
例えばどんなふうに?
『この波は相手に譲ろう』
『これは無理して行くところじゃないな』
と待っていると、いいセットが自分のところに必ずやってきます。
意味がわからない
波のセットというのは、一本だけではありません。必ずまとめてやってくるものです。少なくても2本、よければ3本セットが続けて入ってきます。
最初のセットは、多くの人がテイクオフをしようとします。仮に五人がまとめてパドルを始めても、波に乗れるのはひとりだけです。
そうすると波に乗れなかった4人は、次のセットを頭の上に喰らうことになります。
どうして?
パドルバックしてくる前に、次のセットがやってくるからです。
最初のセットにパドルインしなかった人に、2本目のお化けセットがやってきます。これは状況によりますが、自分の波になることが多くあります。
もちろん、まだまだ無理は禁物です。だれかが自分よりいいポジションにいたら、いさぎよく譲ってみてください。
2本目に乗れなければ、3本目のセットに乗ればいいのです。
リラックスできる
一本だけで波に乗れたらいいと考えることができれば、リラックスできます。
それがなんの役に立つの・・・
リラックスしていると、他人のサーフィンを観察する余裕が出き、沖からくるセットに集中することができるはずです。それに加え焦りがなければ、テイクオフも余裕をもって集中できます。
それが結果的に、いいライディングにつながっていくのです。
まとめ
混雑しているサーフスポットで、『焦りは禁物』です。『待つ心構えと忍耐』を持っている人は、一番いい波に乗れます。
それに加えて、心に余裕があるひとがたくさんいるサーフスポットは、必ずいい雰囲気になります。それだって結果的に、『楽しいサーフィン』につながっていくのです。
『一本だけ乗れたらそれでいい』
そんなふうに思えない人も、試しに一度だけやってみてください。いい波が必ずやってきます。それと同時に、サーフィンを楽しむ余裕も生まれてくるはずです。