健康な体でサーフィンを一生続けていくことは、決して簡単なことではありません。肉体の衰えやモチベーションの変化などから、海から離れてしまったサーファーをあなた自身も見てきたはずです。
『Keep Surfing』を実現するために必要なこととは、一体なんでしょうか?
今回の記事は、サーフィンを長く続けるための秘訣についてです。
僕自身もまだまだ実践中の身ですが、一生サーフィンを続けていくために日々できることを実践しています。
今回の記事が、誰かの参考になれば幸いです。
サーフィンを一生続けるための秘訣
筋トレする
サーフィンを長く続ける上で一番重要なのは、『筋力を維持すること』です。
ここで間違えないようにしたいのは、決して『筋肉量を増やすこと』ではないことになります。
プロサーファーを見ていただけたらわかるように、ボディービルダーのような体型をしている人は1人もいません。
どうして筋肉をつけすぎたらダメなの?
むだに筋肉をつけてしまうと、サーフィンのパフォーマンスは必ず低下します。
常にトリプルサイズの波に挑むようなサーファーであれば、体を保護するための筋肉は必要です。でも、一般レベルのサーフィンを楽しみたいだけなのであれば、引き締まった体を維持するだけで十分なのです。
どの筋肉を鍛えたらいいの?
特に重視したい箇所は、『腹筋』です。
サーフィンだけを続けていると、どうしても『背筋』が中心として鍛えられてしまいます。パドリングは主に背筋を使ってするものなので、自然と腹筋と背筋のバランズが悪くなってしまうのです。
筋力のバランスが悪いとどうなるの?
背筋と腹筋のバランスを整えないと、『腰痛』の原因にもなり得ます。
僕自身も腰を痛めた経験があるため、腹筋ローラーを毎日続けています。
今年も一度だけぎっくり腰になりかけましたが、痛みがひどくてサーフィンができない日は一度もありませんでした。
腹筋ローラーは実際に効果が体感できるので、腰痛に悩んでいる方は試してみてください。
注意)ひどい腰痛の場合、間違ったトレーニングを行うと症状が悪化する恐れがあります。
必ず医師に相談するなどして、無理のない範囲で行うようにしてください。
【参考になる記事】腰痛でも腹筋は鍛えられる!腰が痛くなるやり方は間違い!
波がない時は有酸素運動を行う
サーフィンを長く続けるために、波がない時もできる限り体を動かすようにしましょう。
走ったりとか?
有酸素運動の種類はたくさんありますが、それぞれにあったものを慎重に選ぶべきです。
一番手身近にあるのが『走ること』ですが、関節を痛めてしまう可能性が非常に高いとも言えます。サーフィンを続けるための運動なのに、体を壊してしまったら元も子もありません。
自分自身も毎日5キロ以上走り続けた結果、膝を痛めた経験があります。
病院に行ったら、『半月板(関節にかかる衝撃のクッションになる)が他の人よりも小さい』との診断結果でした。このように『走ること』は、人によってはリスクになり得るのです。
じゃあ何をしたらいいの?
個人的に一番おすすめの有酸素運動は、『水泳』です。関節の負担がほとんどない状態で、『有酸素運動』と『無酸素運動』の同時に得ることができるからです。
全身の筋肉をバランスよく鍛えられ、『加齢による筋力の低下』を遅くすることが可能になるはずです。
柔軟体操を欠かさず行う
柔軟体操は、長くサーフィンを続けるために必要不可欠です。
その理由は?
体が硬くなってしまうと、ケガにつながる可能性が高くなります。
年齢を重ねて怪我をすると回復がどうしても遅くなるので、海から離れるきっかけになりかねません。
そうならないようにするためにも、柔軟体操をしっかりと行いましょう。
もちろん入水前の準備運動も、入念にする必要があります。
波がいいとついつい海に飛び込みたくなりますが、将来もサーフィンを続けていくために、準備運動はしっかりと行うようにしましょう。
波が小さい時も海に入る
サーフィンを一生続けるために大事なのは、『波が小さい時も海に入ること』です。
これは僕自身が考える、『キープサーフィン』のためにできる一番大事なのことだと考えています。
どうして?
完璧な波だけを求めていたら、その波にたどり着く前にサーフィンができない体になってしまいます。
年齢が若ければそれでも構わないとは思いますが、年を重ねているのであれば『迷わず海に入るべき』です。
コンディションが悪い時に海に入っていれば、筋力の低下を確実に抑えることができます。
完璧な波に出会う日を夢見て、チョッピーなオンショアサーフィンも楽しみましょう。
まとめ
目の前にある波に決して文句を言わず、パドルアウトを続けていれば、『一生サーフィン』が実現できると僕は信じています。
年を重ねてからサーフィンしてない期間が長くなるのは、『Keep surfing』の敵です。
波を選り好みせず、目の前にある波に感謝し、真剣に取り組み、全力で楽しむ。
こんな信条を持ち、サーフィンを一生続けていきたいと考えています。
僕は人生最後の日も、パドルアウトしたいです。
最後の日に波の上から見た水面の輝きは、天国の夕日よりもきっとずっとキレイだと、僕は勝手に想像しています。
『Keep Surfing』
そしていつか、海で会いましょう。