ハングファイブの中にも、様々なスタイルがあります。
格好よさやスタイルを追求すればするほど、『ハングファイブの奥深さ』に気がついていくものです。
例えば普段の生活でも、同じことが言えます。
『床の上に立つ』
という動作も、格好よく立てる人と、そうでない人が存在します。
『歩く』という動作も同じです。
移動という手段で言えば、どのように歩いても結果は同じです。そうにも関わらず、『歩き方をみている人』にはたくさんの受け取り側の感情も存在しているのです。
- さっそうと歩く人
- だらしなく歩く人
- 肩で風を切って歩く人
- 猫背で歩く人
- 手を動かさずに歩く人
- 変な歩き方の人
Etc…..
『意識してスタイルのある歩き方』をするのは、簡単なことではありません。
歩くという動作と同じように、『ハングファイブ』もどう格好よく見せるかが重要です。
どう考えても、力んでふくらはぎがピクピクしているハングファイブは、格好がいいとは言えません。
脱力感と紳士の立ち振る舞いを、たして2で割ったハングファイブこそ、格好良く写るのではないでしょうか?
どちらが格好いいハングファイブか考える
極端なイラストから、『格好いいハングファイブ』について考えていきます。
上のイラストを見て、格好いいと思うハングファイブはどちらでしょうか。
ほとんどの人が、右側のハングファイブを選ぶはずです。
この両極端な例のあいだにある、すべてのハングファイブは、改良の余地があるということです。
無理やりなハングファイブならチーターファイブの方がいい
無理やりハングファイブをして不格好になってしまうぐらいなら、『チーターファイブ』に移行するのもひとつの方法です。
チーターファイブであれば、掘れたセクションでなくても可能です。ハングファイブができなくても、チーターファイブならできる状況は意外に多いのです。
それに加えて、ショルダーに行きすぎてしまった状態でハングファイブを行っても、なかなか滞在時間も長くできません。
それならばアレックス・ノストがするような、
- チーターファイブ
- ハングファイブ
- ハングテン
という流れを組んだ方が、よりスタイリッシュだと言えるのではないでしょうか?
まとめ
ハングファイブは、練習すれば必ずできるようになります。ただ、『格好いいハングファイブ』をするのが、とても難しいのです。
ノーズまであと一歩のところまでくると、ついつい無我夢中で足を伸ばしたくなるものだからです(自分自身です)。
その最後の一歩を『いかに美しく見せるか』も、ロングボードをマスターしていく上で、とても大事なことなのではないでしょうか。
一歩ずつが美しいロングボーダーのサーフィンは、『どの瞬間を切り取っても美しい』のです。
サーファー仲間に、『自分のハングファイブ』を撮影してもらうのもアリかもしれません。
自分のサーフィンを見るのは勇気がいることですが、動画一つからいろいろなことを学ぶことができるはずです。