今回の記事は、『サーフボードの保管方法』についてです。サーフボードを長く使うためには、正しい管理の仕方を知る必要があります。
サーフボードの保管で最も気をつけることは、『温度管理』です。その理由は、サーフボードの大敵は『高温』だからです。
温度が上がるとどうなるの?
サーフボード自体の温度が高くなりすぎると、変形したりラミネートが剥離する原因になります。
温度の上昇とともに、サーフボード内部に気泡ができてしまうのです。
間違った方法で保管すると、サーフボードはすぐに使い物にならなくなります。正しい保管方法を学び、サーフボードの寿命を伸ばしましょう。
サーフボード保管のコツ
保管する前にサーフボードを水で洗う
サーフボード保管の前に、塩や砂を水できれいに洗い流しましょう。
塩がついていると、サーフボードにダメージを与える原因になります。洗い終わったら、タオルで優しく拭き取りましょう。
ボードケースやボードソックスに入れて保管する
サーフボードは『ワレモノ』です。簡単に傷がつくため、保管には十分気をつける必要があります。
解決策は?
対策としては、サーフボードをケースに入れて保管しておくことです。そうすることで、サーフボードを保護してくれます。
保管のためだけに使用するのであれば、高級なケースを購入する必要はありません。ニットケースであれば、安く手に入ります。複数のサーフボードをお持ちの方にもオススメです。
直射日光に晒さない
サーフボードにとって、直射日光は大敵です。日光に晒すことは、サーフボードの寿命を短くする大きな原因になります。
長時間直射日光に晒されると、サーフボードが黄色く変色します。
それに加えて、熱で内部の気泡がふくらみ、ガラスクロスが剥離(はくり)する可能性があります。
長時間日光にさらさないように、十分気をつけましょう。
やむおえない場合はどうすればいいの?
ビーチにサーフボードを置く必要がある場合でも、タオルをかけるなどして直射日光を防いでください。
車の中に置きっぱなしにしない
夏の炎天下にある車は、温度が60度以上まで上がります。その車内にサーフボードを保管するのは、とても危険です。
毎回しまわないとダメなの?
面倒でも必ず車からサーフボードをおろして、室内保管してください。
やむおえずサーフボードを車内に一時保管する場合は、窓をわずかに開けるなどの工夫が必要です。
同時に、直射日光が当たっていないかも確認するようにしましょう。
保管場所の環境を調べる
貸し倉庫に保管する場合でも室内でも、『最高温度』には常に気を使う必要があります。時間帯によっては直射日光が当たり、高温になることも十分あり得るからです。
エポキシ製のサーフボードは耐熱温度が低いため、特に気をつける必要があります。
屋外に保管しない
サーフボードを屋外に保管するのは、避けましょう。野ざらしにすると、サーフボードの寿命は短くなります。
屋外にどうしても保管する必要がある場合は、必ずボードケースに入れるようにしてください。
ほかに注意点はある?
また、直射日光を避けることも重要です。長期間屋外にしまう必要がある場合は、ブルーシートなどを巻いて置きましょう。
亀裂や傷がないか日頃からチェックする
保管する前に、サーフボードの状態を確認してください。
小さな傷や亀裂を発見した場合、補修してから保管するべきです。特に気をつけたいのが、補修をせずにしばらく使用していたサーフボードです。
内部に水分があるとなぜ良くないの?
内部に水が侵入している場合、そこから腐食が進んでしまう可能性があるからです。
保管をする前に、サーフボードを完全に乾かし内部の水分を取り除く必要があります。
長期の保管をする場合は、必ずサーフボードの傷を補修してからにしましょう。
保管場所がない場合は貸し倉庫もおすすめ
サーフボードを置くスペースが家にない場合は、貸し倉庫に保管するのも1つです。家のスペースを無駄に使わずに済みます。
価格も比較的お手頃になっているので、オススメです。
貸し倉庫にサーフボードを保管する際の注意点
貸し倉庫を利用するにあたって、最も気をつけたいのが『倉庫内の温度』です。倉庫が直射日光に晒されていて、内部の温度が上昇しているのなら注意が必要です。
エポキシボードの耐熱温度は70度ほどと非常に低く、管理方法に特に気をつけなければなりません。
貸し倉庫の温度に関しては、こちらの記事が参考になります。
【外部サイト参考記事】サーフボードの保管場所と保管方法
まとめ
保管方法を学ぶことで、サーフボードの寿命は必ず伸びます。
決して安い買い物ではないサーフボード、できることなら長く使いたいはずです。
僕自身は、自分の部屋にサーフボードを置いています。大切なものだからこそ、いつも見えるところに置いておきたいのです。サーフボードは波に乗るためのものですが、インテリアを彩ってもくれています。
どちらにしても、愛着のある道具を大切に扱うことは大事なことです。サーフボードをしっかりと管理して、できる限り長く使っていきたいものですね。