初心者が、中級者や上級者のサーファーとサーフィンができるのは、どの段階でしょうか?
初心者サーファーは、どこかの段階でステップアップしていく必要があります。
ホワイトウォーターでの練習を卒業できるのは、どのタイミングでしょうか?
- 沖(アウト)に出る
- ピークで波を待つ
- ポイントブレイクで波待ちする
これらは、初心者サーファーが超えていかなければならない壁です。無知の状態でこの壁を越えようとするのは、簡単ではありません。
無知であるとどんなことが予想される?
- 他のサーファーの邪魔をしてしまった
- 他人にサーフボードをぶつけてしまった
このようなことが、予想できます。
結果的に、
『ローカルの人に怒鳴られて、サーフスポットから追い出されてしまう』
ことも十分にあり得るのです。
そうならないように、しっかりと事前に知っておくべきことを確認しておきましょう。
前乗りの意味がわかるかどうか
まず最初に確認するべきなのは、サーフィンのルールについてです。
ルールを理解せずにサーフィンし上級者に追い出されるのは、よくある話であり、当然の成り行きとも言えます。
例えばどんなルール違反?
中でも初心者が最もやりがちなルール違反が、『前乗り(ドロップイン)』と呼ばれる行為です。
簡単に説明するとどんなもの?
簡単に説明すると、ほかの人の波を横取りするルールになります。
前乗りの意味がわからなかったら、上級者や中級者と同じ場所でサーフィンをするのは避けてください。
それぐらい大事な、基本中の基本ルールです。
波はシェアできないの?
ひとつの波をシェアすることは、基本的にサーフィンでは不可能です。できるとすれば、エーフレームと呼ばれるライトとレフトどちらともいける波のみです。
それでも、最大で2人しか波に同時に乗ることができません。
- 同じ波を二人のサーファーがクロスしながらサーフィンする
これは卓越したボードのコントロールを持ち合わせていて、お互いに顔見知りのサーファーだからこそできることです。
初心者の段階ではハードルが高すぎるので、やめておくようにしましょう。
ライトハンド・レフトハンドの意味を理解してるかどうか
初心者の方に質問です。サーフィンができる波を、明確にイメージできますか?
岸に近いところで練習した波と同じじゃないの?
サーフィンは、割れていく波の上でするものです。簡単に言うと、右側と左側に割れていく二種類の波が存在します。
まだよくわからないのだけど・・・
波がどちら側に割れていくか瞬時に理解できなければ、ピークやポイントブレイクでのサーフィンは、時期尚早とも言えます。
また、たくさんの人がいるサーフスポットでのサーフィンも避けるべきです。
どうしてピークに行ったらダメなの?
最悪の場合だれかに怪我をさせたり、その逆に、被害者になってしまうことも考えられるからです。
最初はビーチから、中級者以上のサーファーをしっかりと観察してみてください。
そうすると次第に、
『この人はこっち側へ行くな』
『この波はレフトに割れていく』
と、波やサーファーの動きが予想できるようになってきます。
波がどちら側に割れていくかわかるようになれば、サーファーの動きもある程度予測できます。
そうすれば自然と、サーファーの進路を妨害しないで波待ちができるようになるのです。
他のサーファーを避けれるだけのパドル力があるかどうか
ポイントブレイクやピークでのサーフィンに必要なこと、それは他のサーファーを避けれるだけの『パドル力』があるかどうかです。
無いとどうなる?
パドルが遅すぎると、波に乗ってきたサーファーを避けることができません。相手が上手ければ避けてはくれますが、進路を妨害されたサーファーは嫌な気持ちになることがあります。
そんなことで怒るサーファーもどうかと思うけど・・・
波に乗ったら、みんな真剣です。それに水を差す行為が『進路妨害』なのです。
ほとんどのサーファーは1回2回であれば笑って許してくれますが、回数が重なるごとに悪い空気になってしまうことでしょう。
他のサーファーが向かってくる方向の、逆側(基本的にはスープ側)に避けることが大事です。
自分のサーフボードをしっかりとホールドできるか
初心者サーファーでたまに見かけるのが、波が来るたびにサーフボードを放り出してしまう人です。中には後ろも確認せずに、板を手放してしまう人もいます。
それの何がいけないの?
後ろを確認して人がいなければいいのですが、他のサーファーがいるのに板を投げ出すととても危険です。
やむおえない場合以外は、サーフボードをできる限り離さないようにしてください。
まとめ
ある程度混雑が予想できるサーフスポットの場合は、『知らなかった』では済まされないことも沢山あります。
どんなに波に乗れるようになったとしても、ルールやマナーを無視しているようでは、まだまだ『ひよこサーファー』同然なのです。
ただ、挑戦を恐れてはいけません。ルールやマナーを守っているのであれば、胸を張って波を待ちましょう。
理不尽に怒られることも、あるかもしれません。もしかしたらマナーのない人に、『前乗りされてしまう』かもしれません。
そんな時はぐっとこらえて、次の波が来るのを辛抱強く待つのです。やり返そうとしてはいけません。
必ず、『あなたが乗れる波』はやってきます。
辛抱強く、待ち続けるのです。
そう人の元に、必ずいい波がやってくるのです。一歩ずつ壁を乗り越えていきましょう。