サーフィンをする前に、多くの人が波のコンディションを気にします。
これは当たり前のことなのですが、過度に『波の状態』を気にするのは良くありません。
どうして?
波の状態を気にし過ぎてしまうと、『思っている理想なコンディションと違うからやめよう』と考えるようになってしまうからです。
波のコンディションはたったのふた通り
結局のところ、波のコンディションは二種類しかありません。
それは、『できるか』『できないか』の二種類です。
- なんとかボトムターン一回できそう
これは『できる波』に当たります。
- でかいセットなら、たるいけどなんとか横に走れそう
これも、『できる波』です。
- オンショアでサイズが小さいけど、インサイドならもしかしたら
これも、『できる波』です。
波が微妙で入るか入らないか悩んでいるぐらいなら、パッと入ってしまった方が効率がいいのです。
どうしてその方がいいの?
ダメなら上がればいいですし、入水しておけば後から『入っておけばよかったな・・』と後悔することがなくなります。
そもそも微妙なコンディションの時は、『入ってみたら意外とできた』ということが多いものです。だからこそ、悩むコンディションでもパドルアウトするべきなのです。
海に入る回数が増える考え方
できるかできないかの二択で考えられるようになると、『海に入る回数』は確実に増えていきます。
どうして回数が増えるの?
完璧な波を求めるあまり見過ごしてきた、『なんとかサーフィンができるけど微妙な波』を、『できる波』として見れるようになるからです。
具体的にどのように考えていけばいいの?
『できる波』と『できない波』の間にあるコンディションも、できるかできないかで振り分けてみましょう。
- 掘れてる早い波
- ほとんどダンパーになる波
- とろくてロングじゃないと厳しい波
- オンショアで面が荒れている波
- 波が綺麗に割れず安定していない波
どんな波であっても、結局答えはふた通りしかありません。できると少しでも感じるなら、悩む前に入ってしまうのです。それだけのことなのです。
まとめ
今日の波はどうでしょうか?
サーフィンが少しでもできそうなら、海に入ってしまいましょう。オンショアでも面が悪くても同じです。
他の人が『微妙だな』と悩んでいる間に、ウェットスーツに着替えてしまうのです。入水すればその人が帰路に着く間に、1本でも2本でも波に乗ることができるはずです。
最悪、たった一本のボトムターンでもいいのです。
それは数年後に『大きな実力差』となって、現れてきます。
とにかく、波に対して食わず嫌いになるべきではありません。全ての波に食らいつきましょう。
その繰り返しが、確実にサーフィンの上達を手助けしてくれます。それは紛れも無い事実なのです。