人間には、『狩猟本能』というものがあります。簡単に言えば、『狩りの本能』です。
現代社会において、実際に狩猟をしている人は少ないはずです。
だからこそ、『狩猟本能を満たしてくれるなにか』を生活の中で欲しているのです。
例えば釣りやハンティングにハマる人たちは、まさにそれです。
何が言いたいの?
サーフィンも同じように、『狩猟本能』を満たしてくれる趣味だと言えます。
波を追い求めるのはまさに『狩猟』ですし、波を捉えた時の達成感もそれで説明できます。
サーフィンをすることで、『狩猟本能が満たされている』のです。だからこそ多くの人がここまで、波乗りに夢中になるのです。
波を追い求めるのは狩猟そのもの
昔は生きるために、狩猟を行なっていました。獲物をとらなければ、生きていくことができなかったのです。
今の社会ではどうなの?
現在もある意味で『金銭を得る活動』はしていますが、それ自体には『狩猟本能を満たす条件』はありません。
多くの労働者は時間に縛られて会社に拘束されて、日常を過ごしているからです。
全ての人に当てはまるの?
ごく一部の人は、『金銭を得る活動そのもの』を『狩猟』と捉えることができて、財を成すことができます。
だからこそお金を稼ぐことに夢中になり、時間を忘れて没頭できるのです。
波乗りの世界では?
波乗りの世界では、波を追い求めることこそが、『狩猟』だと考えることができます。
現代において『狩り』というと暴力的に捉える方もいるかもしれませんが、大昔は生きるために必要なことでした。
それは今もまだ、僕たちの遺伝子に刻み込まれているのです。だからこそ、『狩りに似た活動』が今も必要なのです。
波に乗ったときの達成感も狩猟本能を満たす
海の水平線から大きなセットが来たときのあの気持ちの高ぶりは、サーフィンの魅力を凝縮したものです。
この波をかならずものにする
という純粋な感情が体を支配し、神経が鋭利に研ぎ澄まされていきます。そのときは、『目の前にある獲物』に120パーセント集中しているのです。
ただの危ない人のように思えるけど・・・
それ自体は、とても動物的で野蛮にも思えます。ただその瞬間は、余計なことを一切考えていない状態であり、目の前にある『獲物』に血をたぎらせているのです。
それこそまさに、『美しく力強い人間本来の姿』ではないでしょうか?
正直な話、本当の意味でサーフィンにはまっている人は、この『気持ちの高ぶり』に夢中なのだと思います。
サーファーにとっては波乗りこそが、『狩猟本能を満たしてくれる最高の遊び』なのです。
まとめ
サーフィンにハマる人とハマらない人の違いは、『波を狩ること』を楽しめるかどうか、と捉えることができます。
サーフィンにハマる人は無意識のなかで、本能から楽しんでいるのです。
狩猟本能が他の生活で満たされている人は、『サーフィンのなにが楽しいのかわからない』ということもあるでしょう。
あなたはどうでしょうか?
あなたが海に行きたいのは、『狩りに行きたい』と本能が叫んでいるからですか?
それとも違う理由からでしょうか?