サーフィンを始めると、サーファーの仲間ができます。
そして、その仲間がいることで、輪がさらに広がっていきます。気がついた時には、『波乗りが大好きな仲間たち』に囲まれていることでしょう。
波乗りを通じてできた友達や仲間は、かけがえのないものです。話すことと言ったら、『波』と『サーフボード』のことばかりです。
それでもとにかく、最高の仲間なのです。
- こないだの波はどうだった
- 来週の波はどうなる
- 新しいサーフボードが調子いい
- 新しいフィンの調子もいい
- 新しいうねりがくる
- 次のサーフトリップ先はどこにする
大体が、このような会話の繰り返しです。それでも、『波乗り』という共通の趣味があるからこそ、『意気投合』できるのです。
話のネタが尽きることは、ありません。
サーフィン仲間を作る前に考えたいこと
サーフィン仲間を探す前に、忘れてはいけないことが一つあります。
それは、サーフィン仲間は『群れ』や『徒党』ではないということです。
どういうこと?
集団になってしまうとただの『徒党』になり、やがて『個人』を制圧しようという意識が生じます。
そうするとビジターに対して無意味に吠えたり、『自分は一人じゃない、強いのだ』という良くない気持ちが強くなってしまうのです。
それは『波乗り』の外で起きていることであり、『無意味に形成された社会』です。
じゃあサーフィンの仲間って何?
サーフィンを共にする仲間は純粋な『友人』であり、集団的有利に立ちたいから手を取り合っているわけではありません。
一緒にいる仲間が隣にいても、『波に乗れるのは一人』なのです。それが『波乗りの基本』であることを、忘れないようにしましょう。
サーフィン仲間がいる利点
人生において、『力を抜くことできる話し相手』がいることはとても良いことです。
仕事のことや、悩んでいることをいったん置いといて、『自分の好きなこと』だけに集中できるからです。
その瞬間だけでも『自分のこと』に集中できるのは、素晴らしいことなのです。
仲間がいないし、できる気がしない・・・
仲間がいることで、サーフィンの楽しさが広がることは間違いありません。
ただ波乗りの仲間を作ることに、焦る必要はないのです。それ自体はとても自然に、ゆっくりと構築されていきます。
それではここから、波乗りの仲間がいる利点について書いていきます。
サーフトリップの運転をシェアできる
車で6時間かかる、サーフスポットに行きたいとします。
ひとりだったら、まるまる6時間のドライブです。途中で休憩をしなければ、疲れきってしまうことでしょう。
仲間がいたら?
仲間が一人いたら、3時間ずつの運転で済むのです。そうすれば片方が運転している間、ゆっくりと休むこともできます。
『力を合わせる』
それこそが、仲間がいる強さなのです。
話のネタが尽きない
会話することがない。
そんなことは、サーフィン仲間のあいだで起こりません。
どうして会話が尽きない?
夢中になれることが同じだと、会話は尽きないのです。
サーファー仲間に共通すること、それは同じ目的を持って生きていると言うことです。一緒に何かに夢中になれる仲間がいるのは、素晴らしいことなのです。
海外のサーフトリップが心強い
サーフトリップを一人で行うのは、大変です。トイレに行きたくても、荷物を見ておいてくれる仲間はいません。
自分自身もひとり旅は好きなのですが、その間に不便さを痛感することはよくあることなのです。
仲間がいたらどうなる?
そんな時に仲間がいれば、話は変わってきます。
海外で言葉が通じない時に、仲間が3人いたらなんとか伝えられるかもしれません。 何かトラブルがあっても、3人いたら誰かが助けを呼ぶことができるかもしれません。
それも、仲間がいる強さの一つです。
勇気が湧いてくる
一人では踏み出せなかった挑戦も、隣に仲間がいたら達成できるかもしれません。
それは決して『無理』をしているのではなく、ほんの少しの勇気を持つことができるようになっただけのことです。
ほんの少しの勇気を持つことは、波乗りとして大事なことです。
例えばどんなふうに?
一人では怖くて沖に出れなかったのに、誰かが隣にいてくれたらできるようになるかもしれません。
もしかしたら、『自分のレベル以上のでかすぎる波』に入ろうとするあなたに、『無理をせずに海に入らない勇気』を与えてくれるかもしれません。
それも、仲間がいるからこそなのです。
まとめ
波に乗れるのは一人だけです。ビジターに吠えるために群れているのであれば、それは仲間ではありません。ただの、『徒党』です。
仲間がいれば、一人では乗り越えられない壁も超えることができます。
暗闇の中でも誰かの手の温もりがあったら、怖くないのです。
いい仲間は、必ずあなたの元に集まってきます。それは必ず、あなたの人生を支える、かけがえのないものになるはずです。