サーフィンを始めるのに、年齢制限は存在しません。
70歳でも、ロングボードを華麗に乗りこなしている知り合いがいます。若い人のスポーツだとサーフィンに挑戦できていない方は、一歩を踏み出してみてはどうでしょうか?
サーフィンは想像以上に過酷なスポーツです。波に乗るまでに様々な困難に遭遇します。そもそもサーフィンを始める前に、沖に出なければいけません(沖に出ることをサーフィン用語で『パドルアウト』と言います)。
上級者は簡単に沖に出ることができますが、サーフィンを始めたばかりの人はなかなか波を乗り越えていくことができません。これが、サーフィン初心者に立ちふさがる最初の壁です。沖に出る前に、波の力でサーフボードごとひっくり返り、海の中でぐるぐると洗濯機状態。これはどんなサーファーでも、経験することです。
年齢に関係なく、パドルアウトの壁を乗り越えられずやめていく人は多いです。自分の想像していたサーフィンとのギャップに耐えられず、海に通うのをやめてしまうのです。
『サーフィン、海にプカプカ浮いて気持ち良さそう』
『スノーボードもできるしサーフィンもできそう』
『普段運動しているから、体力には自信がある』
『ジムに通ってるから筋肉あるし余裕』
サーフィンを始めたらすぐに、根拠のない自信は吹き飛ばされます。波にけちょんけちょんにされて、海水をたくさん飲むことになります。格闘家でもラガーマンでも、マラソンランナーでも関係ありません。
それでも何度も挑戦し、諦めなかった人だけいつの日か波に乗ることができます。その時の達成感は、間違いなく人生を変えるものになります。
サーフィンを30代以降に始めるのに必要なこと
サーフィンに体力は必要不可欠です。ここでいう体力とは、長距離を走るための持久力とは全く異なります。
サーフィンには、『サーフィンをするための体力』というものが存在します。この体力は、サーフィンを始めると少しずつ身についていきます。この体力がつくまでの間、辛酸を舐めることになります。それでも諦めなかった人だけに、必要な体力がついてきます。
波を待っている間、サーフボードにまたがって海に浮かんでいる人を見たことがありますか?
一見簡単そうに見える動作ですが、初心者にはできません。どんなに運動神経がいい人でも、サーフボードにまたがろうとするとひっくり返ります。
できない理由は簡単です。サーフィンに必要な筋肉は、ジムなどで得られる筋力とは全く異なるからです。サーフィンに必要な体幹や筋力は、海に通い続けることで初めて得ることができます。
『サーフィンをするための体力と筋力』を獲得するまでは、気合いと努力が必要です。それがなければ、『サーフィンに必要な体力と筋力』がつく前に海に通うことをやめてしまいます。
30代から60代の人がサーフィンを始める際の注意点
サーフィンにはルールがあります。このルールは、絶対に守らなければいけません。総理大臣でも社長でも、ルールに基づいてサーフィンをします。ルールを守れないのであれば、サーフィンをする資格はありません。
ルールを守らない人は、年齢に関係なく厳しい叱責を受けることになります。
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サーフィンに年功序列は存在しない
サーフィンに、年功序列は存在しません。サーフィンの世界は、上手い人が波に乗るという厳しい実力社会で成り立っています。順番に波が回ってくるわけではありません。
波に乗れるようになるためには、実力をつける必要があります。波に対するポジショニングや、テイクオフのコツを身につけるまでには長い道のりがあります。
サーフィン上級者への道のりは、平坦なものではありません。この道のりは、誰もが通るものです。途中でやめてしまうか、歩き続けるかは僕たち次第です。
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遅咲きサーファーとして自分に適したサーフボードを選ぶことが大事
サーフィンには、それぞれのサーファーに適したサーフボードが存在します。
一流のプロが使っているサーフボードが、僕たち一般サーファーに適しているとは限らないのです。プロの使っているサーフボードを車に例えると、F1カーのようなものです。
若葉マークのドライバーがF1カーを運転したらどうなるか、想像して見てください。
それに加えて、初心者サーファーが乗ることができる波は『凸凹の砂利道』のようなものです。F1カーでは走れませんよね?
それぞれの波に適したサーフボードを選びましょう。
【関連記事】サーフボードの正しい選び方【サーフィンの基本】
まとめ
『サーフィンを今から始めたい』
その気持ちは素晴らしいものです。ぜひサーフィンに挑戦してください。年齢に関係なく、諦めないで海に通い続ければ、必ずいつの日か波に乗ることができます。
サーフィンを始めるのに年齢制限はありません。
僕にとってサーフィンは、『人生をかける価値』があるかけがえのないものです。サーフィンのない人生は想像できません。人生を100倍面白くするサーフィンに、僕は夢中です。
サーフィンを始めましょう。
大事なのは挑戦することです。