『浮力』とは『うきあがる力』のことです。
簡単に説明すると、浮力がないサーフボードほどサーファーの技術が必要不可欠になります。だからこそ、初心者の段階では、浮力があるサーフボードを選ぶのが正解なのです。
浮力のない板でサーフィンを始めたらダメなの?
浮力のない板を最初から選ぶのは、お勧めできません。
もちろん、短いショートボードからサーフィンを始めるのもありです。
ただ、その場合に重要なのは、『厚さと幅』があるショートボードを選ぶことだと思います。『厚みと幅』があれば、『浮力』があるので、上達の妨げにはなりません。
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なぜ『浮力のあるサーフボード』を選んだ方がいいのか?
間違った浮力(浮力のないサーフボード)を選んでしまうと、波に乗れる数が『激減』します。それは、『サーフィンの練習』ができないのと同じことです。
仮に、浮力がないサーフボードを選んでしまったとします。そうすると、『テイクオフの練習』に多くの時間を費やすことになります。
波に乗れなければ上手くならない・・・
間違ったサーフボードを選ぶと、サーフィンの上達が遅くなってしまうのです。
一般的に言われる『サーフィン上達の順序』は以下のようになります。
- 浮力のあるサーフボードを選ぶ
- 波に乗れる回数が増える(テイクオフが簡単だから)
- レールを使ったサーフィンを学べる
- 正しい重心移動を学べる
- 純粋にサーフィンを楽しめる
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『浮力のあるサーフボード』を選ぶ方法
『長さ』と『厚さ』、そして『幅』がサーフボードの浮力を決めます。サイズが大きくなればなるほど、浮力が大きくなります。
サーフボードには、適正体重値と呼ばれるものが存在します。ショートボードの場合は特に、1インチの差が大きなパフォーマンスの違いを生み出します。
ただし、適正浮力のサーフボードを選ばなければいけないのは、『中級者以上』です。
初心者が選ぶべきなのは、『浮力がありすぎる板』なのです。ロングボードやミッドレングスの場合は、『適正体重値』はほぼありません。
初心者の頃は、『サーフボードの浮力』が余計にあることは利点になります。その方が、サーフィンが上手くなるのです。
浮力のあるサーフボードの場合は、正しい体重移動をしないと思ったようにターンができません。小手先でサーフボードが動かなくなることで、サーフィンの上達を助けてくれるのです。
正しいターンができるようになったときに、適正浮力について考えてみましょう。
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まとめ
重要なのは、サーフボードに『浮力』があることです。
浮力が多すぎても、サーフィンは楽しいです。反対に、浮力がないサーフボードに乗ると『サーフィン』が楽しくなくなります。始めたばかりの頃は、『浮力のあるサーフボード』で波に乗ることが一番大事だと思います。
波に乗る楽しさを知ったら、もうサーフィンをやめられなくなるはずです。