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【サーフィンのマナーとルール一発理解】簡単な例え話

今回の記事では、サーフィンの細かいルールやマナーについて説明していきます。初心者の方も、是非一度目を通しておくことをお勧めします。

それでは、サーフィンのルールとマナーが一発でわかる例え話をします。

サーフィンを『すべり台』だと考えてみてください。どこの公園にもある、『すべり台』です。

すべり台のルールがわかればサーフィンのマナーもルールも完全マスター

すべり台とサーフィンのルールがどう関係するの?

公園に行って、みんながすべり台の上で順番待ちをしていたとします。これは、サーフィンでいう『波待ち』です。

そのときあなたは、どうやってそのすべり台を滑ろうと思いますか?そのときにやってはいけないことはなんでしょうか?

わかりやすく説明して?

ちょうど順番待ちをしていたひとりが、すべり台の上からスライドしてきます。すごいスピードで、下に向かって降りてきます。

すべり台に乗りたかったあなたは順番待ちをせず、その人がすべり降りてきているの見ていたのに、『途中から斜面に飛び乗って割り込み』をしました。

これは、だれが見てもわかるルール違反で、上で待っていた人に怒られるのがわかるはずです。

怒られて当然・・・

これがサーフィンでいう『ドロップイン(前乗り)』と呼ばれる、『もっとも悪質なマナー違反』になります。

サーフィンのドロップイン(前のり)

ほかの誰かが乗っていたすべり台を横取りするので、『悪いこと』なのは明白です。

また滑り台の話に戻ります。

早く滑り台に乗りたい一心のあなたは、階段を登っていくのが面倒になってきました。そんなあなたは、滑り台の上にいくための最短距離を見つけ出します。

その最短距離は、滑り台の降りてくる場所から一直線に上に向かって逆走する方法です。

階段登るのめんどくさい・・・

これもだれもが理解できるルール違反であり、マナーから外れた行為です。

当たり前のことですが、あなたが逆走しているときは、誰一人として滑り台を滑り降りることができなくなってしまいます。

そんなとき上でずっと待っていた人たちは、どう思うでしょうか?怒るのは当然だと思いませんか?

サーフィンとなんの関係があるの?

これはサーフィンでいうところの、他のサーファーの『すすむ方向を妨害する行為』になります。どんなときでも優先されるのは、すべっている人です。

それはサーフィンでも同じなのです。

どんなに早くピークに戻りたいときでも、『遠回り』をするのがマナーです。他のサーファーの進行方向に入らないように、全力でパドルして避けるようにしましょう。

パドルアウトはつねに遠回りをして行うのがマナー

それでは次の例え話です。

あなたが滑ろうとしたときに、すべり台のちょうど真ん中で、知らない人たちが急に座ってあやとりを始めたらどう思いますか?

滑り台はあやとりをする場所じゃない・・・

『ほかでやれ』

と純粋に思うひとが多いはずです。

初心者の頃は気がつかないうちに、『滑り台の途中で他の人たちの邪魔をするワルもの』になってしまうことがあります。

どうしてそうなってしまうの?

すべり台でどうやって遊ぶんでいいかわからないから、途中で割り込んだり、座り込んでしまうのです。

そうならないようにするためには、『すべり台の使い方を教えてくれる公園(初心者にも優しいサーフスポット)』を選ばなければなりません。

ここまでわかっていただけたら、あなたはサーフィンのルールとマナーの80%を理解しています。

簡潔にサーフィンのルールをまとめて

サーフィンのマナーやエチケットも、きちんと階段を登ってすべり台の上に行き、順番を守り、だれかが滑っているのを邪魔しないように気をつけるだけなのです。

そしてもうひとつ、考えて欲しいことがあります。

滑り台の周りにゴミがあふれ、毎日毎日誰かが拾っている状況を想像してみてください。みんなが遊ぶ滑り台のある公園に、ゴミを捨てていくひとがいたらあなたはどう思いますか?

汚すならもう来ないでほしい。

サーフィンの世界でも、同じことが言えます。もしもサーファーがビーチにゴミを捨て続けていたら、どうなると思いますか?

サーフィンのルールとマナーは実はとても単純で、僕たちが普段の生活の中でしている『モラルとマナー』を実践すればいいだけなのです。

サーフィンのルールとマナーは一般生活で全て学んでいる

サーフィンで細かいマナーを守ったほうがいい理由

マナーを守ることで、自分も周りにいるサーファーも、安全に楽しくサーフィンができます。

マナーと言うと固い感じにも聞こえてしまうのですが、他人を含めて安全にサーフィンをするためには絶対に必要なことです。

守らないとどうなる?

混雑しているポイントでマナーを守らずに徘徊していると、知らず知らずのうちに誰かのサーフィンを台無しにしてしまいます。

サーフィンのルールとマナーを守れば安全に楽しくサーフィンができる

波には一人しか乗れない

サーフィンは基本的に、ひとりだけが波に乗ることができます。

たったのひとりだけ?

Aフレームと呼ばれるライトにもレフトにも行ける波の場合は、『ふたり』になります。これはサーフィンにおけるもっとも基本的なルールであり、マナーです。

『どうして波に一人しか乗れないの?』

と疑問に思う方は、こちらの記事を見て『割れていく波の定義』をまず勉強してみてください。

波に対するサーファーの優先順位を知ろう

たくさんのサーファーといっしょに波待ちをしているとき、『優先されるポジション』があります。

当然のことですが、優先される場所にいたサーファーが波に乗る権利があります。

どんな優先順位?

優先順位を簡単に説明すると、以下のようになります。

  1. 一番沖側にいるサーファー
  2. 一番ピークの近くにいたサーファー
  3. 一番最初に波に乗ったサーファー

サーフィンは、状況に応じて波の優先順位が変わることもあります。わからないことがあったら、経験者にどんどん聞いていきましょう。

サーフィンの優先順位を知ろう

ドロップイン(前乗り)をしない

ドロップインは、『割り込み』のことです。だれかが乗った波にインサイド側から、横取りしている状態になります。

初心者のころは理解が難しいこともあるので、『だれかが乗っている波にはパドルインしないこと』だけは頭に入れておくようにしてみてください。

順番を無視して誰かのポジションを奪わないようにする

混雑していてなかなか波に乗れないと、焦ってきてしまうものです。そうすると、明らかに他人の波だったのに、『回り込んでいいポジションを取ろう』とするひとがいます。

これもドロップインと同じで、マナー違反です。

待っていたら、波は必ずあなたのもとへやってきます。辛抱強く待ちましょう。

間違えたことをしたら謝る

もしも知らない間にマナー違反をしてしまったら、すぐに謝るのも大切なマナーです。

なんで謝らなきゃいけないの?

知らんぷりを続けてサーフスポット全体の雰囲気が悪くなってしまうと、楽しくサーフィンをするのが難しくなってしまうからです。

それは怒っている側も、謝らなかった側両方に言えることです。

正しいパドルアウトの仕方を知る

波に乗り切って再びピークに戻る時は、『他のサーファーの邪魔をしないこと』を心がけるようにしてみましょう。

相手の進路に入ってしまいそうな場合は、『全力でパドルして避ける』のがマナーです。

避けられないこともあるのでは・・・・

どうしてもどちらに避ければいいかわからなかった場合は、『波が崩れている側(サーファーが向かう方向と逆側)』に向かってください。

正しいパドルアウトをしよう

自分のレベルにあったサーフスポットを選ぼう

自分のレベルにあったサーフスポットを選ぶことも、大切なマナーの一つです。

サーフボードにやっと立てるひとが、『エキスパートのサーフスポット』に入ってしまうのはいいことではありません。

なんで?

もちろん挑戦するのは大事なことですが、『すべり台の真ん中であやとりをする人たち』になると、『だれかの邪魔をするだけ』になってしまうからです。

他のサーファーも含め、自分自身も思いっきり練習するために、『自分のレベルにあったサーフスポットを選ぶ』ようにしていきましょう。

他のサーファーを助けよう

当たり前のことですが、周りのサーファーが危険だったらすぐに助けましょう。それは溺れたり、怪我をしている時だけの話ではありません。

初心者にひとことアドバイスをすることも、『助ける』のと同じことです。

例えばどんなとき?

例えば明らかに初心者なのに、『カレントが強烈なサーフスポット』に入ろうとしているときであったり。干潮のときにリーフが剥き出しになるのに、入水しようとする初心者だっているかもしれません。

ひとこと伝えるだけで、結果的に命を救うことだって十分あり得るのです。

ビーチを汚さない

訪れたビーチを汚さないことは、絶対に守るべきマナーの一つです。

ローカルとビジターの関係をこじらすのも、『ポイ捨て』が原因になることがあるからです。

ゴミはゴミ箱へ。ゴミがビーチにあったら拾う。

当たり前のことですが、それだけは守るようにしてきましょう。

ポイントブレイクのパドルバッグは大きく回り込む

滑り台のたとえ話でもありましたが、ピークに戻る時は遠回りをしましょう。ショートカットするのは、自己中心的なマナー違反になります。

早く波に乗りたい・・・

波に飢えていても、待たなければサーフィンはできません。

急がば回れの精神は、サーフィンでも同じです。

譲ってくれた波は絶対にものにする

自分がいいポジションにいると、他のサーファーたちが波を譲ってくれることがあります。

その場合は、なにがなんでもその波に乗るつもりでいていください。そうしなければ、譲ってくれたサーファーたちの心が晴れないからです。

乗れないことのなにがいけないの?

本当は自分も乗れたのに、相手のほうが優先される場所にいたから譲った。それなのに、パドルインをやめて波を台無しにされてしまった。

そんなことを繰り返していると、『優先ポジションにいたのに前乗りされた』という状況を自分から作り出してしまうからです。

譲ってくれたら全力パドル。

これもサーフィンにおける、大切なマナーの一つです。

譲ってくれた波はワイプアウトしても全力パドル

中途半端にパドルインして波を壊さないようにする

他のサーファーが優先ポジションでパドルしている時、『おこぼれを頂戴するためにパドルをすること』があります。

優先ポジションのサーファーがテイクオフで失敗したら、自分がいく。

といったテクニックなのですが、相手がテイクオフをしたのなら、『パドルをするのをすぐにやめる』のが正解です。

どうして?

そうしなければ、自分のパドルによってフェイス(波の面)が崩れてしまい、相手のライディングを台無しにしてしまうこともありえるのです。

特に掘れている波の場合は、中途半端なパドルをしたせいで『チューブになっていた波を壊してしまう』ことがあります。

優先ポジションのサーファーの動きをしっかりと観察し、相手がパドルを始めた時点でいさぎよく諦めましょう。

誰かが波に乗っていたら潔く諦めて譲ろう

SNSに投稿する前に一呼吸

最後に番外編ですが、SNSでの投稿に関してのマナーについてです。

どこかにサーフトリップに行ったりすると、ついつい興奮してその感動をみんなにもシェアしたくなるものです(自分です)。

秘密のシークレットスポットで、完璧な波が割れていた。

さあ、すぐにみんなに知らせてあげよう。となる気持ちはわかります。でもそんな瞬間は、SNSに投稿する前にひと呼吸おくのがおすすめです。

シェアすることのなにがいけないの?

ひとによっては、『秘密の場所をシェアしないで欲しかった』と考えるひとだっているからです。

その波を大切にしてきたローカルを尊重しなければ、波を分け合うことはできません。

SNSでシェアをする前にひと呼吸おく

これもサーファーにとって、大切なモラルの一つなのです。

まとめ

サーフィンのルールやモラルは、とっても単純です。ただ、混雑が度を越してしまうと、『モラルやルール』を守るのが難しくなることがあります。

自分自身も、ルールを破ってしまった経験があります。故意ではありませんが、『最終的な自分の判断が相手の進行方向になってしまったこと』や、『前のり』をしてしまったこともありました。

そんなとき、間違えたことに対してしっかりと誠心誠意あやまるのも、『マナー』だと言えます。

故意でなくても、相手が無視をしたとしてもです。

『ごめんなさい』

サーフィンの世界でも、そのひとことがとても大切なのです。

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