サーフィンの初心者を卒業するために、通らなければいけない道があります。それは『沖に出る』ことです。
僕も、初めて沖に出た時は怖くてたまりませんでした。遭難するかもしれない。流されるかもしれない。色々な想像が頭に膨らみ、サーフィンどころではありません。
怖い気持ちはなくしたほうがいい?
『沖に出るのが怖い』のは、正常な感覚です。なくすべきではありません。
理由は、広大な海(自然)と対峙するからです。僕たち人間は、『海(自然)を甘くみてはいけない』ことを本能的に知っているのだと思います。
「沖に出るのが怖い」のは正常な感覚
僕の場合は、数ヶ月で『沖に出る』ことに慣れてしまい、怖いという感覚が薄れました。
その結果、カレント(離岸流)に乗って流されてしまい、懸命にパドルしてなんとか岸に戻ってきた思い出があります。これは、海を甘くみたから起きたことです。
海には危険がある・・・
『海が怖い、沖に出るのが怖い』感情を消す必要はありません。その感情を持ち続けましょう。
サーフィンで一番してはいけないことは、『海(自然)を甘く見ること』だからです。
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サーフィンで沖に出る前に知るべきこと【対処法】
沖に出る前に知っておきたいことや対処法を、まとめました。
一人で沖に出ない
誰もいないサーフスポットで、一人で沖に出るのは危険です。何かあった時に対応できないからです。可能であれば、サーフスポットのことを熟知している上級者と沖に出ましょう。
何かあったらどうしたらいい?
万が一、身の危険を感じたら大きな声で他のサーファーに知らせましょう。助けてもらうことは恥ずかしいことではありません。
サーフスポットのことを知る
サーフスポットのことを知りましょう。各サーフスポットにはカレントがあります。『サーフスポットの特徴や危険なこと』は、上級者やローカルに聞きましょう。
どんな場所でも油断は禁物・・・
※安全と言われているサーフスポットも、天候や風向き一つで変わるものです。情報は重要ですが、過信は禁物です。
自分の位置を常に確認する
サーフィンで沖に出る時に、自分の位置を常に確認するのは非常に重要です。カレント(離岸流)には様々な種類があります。岸に対して横に流れていく『サイドカレント』にも気をつけましょう。
対策はないの?
沖に出たら岸を見て、車や建物など目印になるものを探してください。数分おきに目印を確認し、流されていたら元の位置に戻りましょう。
※強いサイドカレントの流れに逆らうのは、危険です。一旦、陸に上がりポイントに戻りましょう。
まとめ
一番大事なことは『沖に出るのが怖い』という感情を忘れないことです。海は僕たちを癒してくれます。でも時として、牙(きば)をむくのが海(自然)です。
慣れたサーフスポットでも、『海(自然)が怖いこと』を忘れないようにしましょう。