普段、僕たちが行っている『サーフィン』は真剣な遊びだと思います。
しかし、競技用のサーフィンはスポーツです。得点が出て、勝利と敗者に分かれる以上、『真剣勝負』であることは間違いありません。
1995年、パイプラインマスターズの決勝戦。ロブマチャドとケリースレーターの伝説の一戦で、あるできことが起こりました。
うまくチューブをメイクしているロブマチャドに、ケリースレーターが両腕を上げます。
それを見たロブマチャドは、大きなターンをしてケリーの元へ。
そして二人は、その後伝説になる『ハイタッチ』をします。
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なぜハイタッチしたのか《ケリースレーターが語るロブマチャドとのハイタッチ》
試合中に、ロブマチャドが『ハイタッチ』をしにケリースレーターの元へ
動画内のケリーのコメントを意訳しました。
『あのハイタッチの瞬間は『プライオリティ』とか『コンペティション』は関係なかった。
僕にとってあの『ハイタッチ』は『サーフィンのいいところ』を象徴するものだと思う。ただのコンテストだけではなくて。あの『ハイタッチ』がサーフィンをしている時の感覚を象徴していると思う』
《翻訳原文》
(中略)It was not really about priority, or It was not really about competition of, it was just about the moment and I think that the high-five to me was, it symbolized what’s good about surfing, not just contests, It just symbolized the experience in the feeling of surfing.
まとめ《ロブマチャドとケリースレータの伝説の一戦》
サーフィンには競い合うだけではない素晴らしさがあります。もちろん、二人が友人同士だったからこその『ハイタッチ』なのかもしれません。
しかし、ケリースレーターが両腕を上げたあの『瞬間』は、僕たちにも経験があるはずです。目の前で誰かが『バレルやチューブ』をメイクしたり、綺麗に割れる『波』を見たときです。
友達と一緒じゃなくたって、『おーすげー』とか『わー』ってなりますよね(僕の場合)。
僕はこのハイタッチに『サーフィンの魅力』が100パーセント詰まっていると思います。
サーフィンは最高です。