サーフィンのスタイルは、ひとつではありません。それぞれに美しさがあり、追求する過程もサーフィンの魅力の1つです。
自分自身が最近気になるのは、『ロングボーダーとしてのベースがあるサーファーがショートボードに乗った時のスタイル』です。
こちらの動画は、ジャスティン・アダムスがアレックスノストと一緒にサーフィンをしているものです。
ロングボードで培われた動きが、ショートボードで生かされた時、競技サーフィンでは見ることができない『動き』が生まれます。
それを見た時に『スタイルだ』と思うか、『正しくない』と思うかは自由です。でも不思議と、その予測不可能なサーフィンに吸い込まれませんか?
ジャスティン・アダムスのサーフィンは、なにもしていない佇んだ状態でも美しいです。佇んでいるだけなのに美しいサーフィン、だからこそ時折見せる『動き』が、より一層際立つのではないでしょうか?
- サーフボードを動かさなきゃ行けない
- 当てにいかないとだめ
- スプレーを飛ばさなきゃ行けない
- トップターンをしなければいけない
そんな気持ちを一度忘れて、『ただ佇み波に乗る』のも、大事なことなはずです。
グライド感のあるサーフボードで波をただひた走る。
その波の先には、別の世界観があります。
『波の上での佇まい』を極めたら、『美しい波乗りのスタイル』はきっとあなたのものです。