サーフィンの写真を撮ることは、決して難しいことではありません。
カメラを手にしたその瞬間から、誰もがカメラマンになれます。高級な一眼レフカメラでなくたって、魅力的なサーフィンの写真を撮ることは可能です。現に、ゴープロなどのアクションカメラで撮影された写真が、何度も有名なサーフィン雑誌の表紙を飾っています。
自分が格好いいと思う写真を撮り続けていれば、その写真を好きだと言ってくれるひとが必ず現れます。
一昔前までは、カメラマンというのは特別な職業でした。高級な機材は、一般人には手に届きにくく、カメラの世界では『プロ』と『アマチュア』が区別されていました。
もちろん、現在でも『プロ』と『アマチュア』は区別されていますが、その違いを第三者が区別するのは非常に難しいです。
インスタグラムやその他の写真投稿サイトを見ても、アマチュアがプロよりも美しい写真を撮っていることがたくさんあるからです。
昔のカメラは『撮影技術』と『撮影機材』が必要不可欠で、プロとアマチュアの撮る写真には明らかに『違い』がありました。
現在のカメラはどうでしょうか?
カメラ自体の技術の進歩によって、『写真を取る側の技術』が昔ほど重要ではなくなって来ています。どちらかと言えば、『写真を撮った後の技術』がプロカメラマンに要求されることではないでしょうか。
それは、サーフフォトグラファーも同様です。
サーフィンの写真を撮るための資格なんていりません。自分が格好いいと思う写真を撮ればいいだけです。
サーフフォトグラファーのタイプ
サーフフォトグラファーのタイプはいくつかあります。もちろん全てをこなすことも可能ですが、まずはできそうなものを選んで挑戦して見たらいいと思います。
望遠レンズで撮影する
陸上から望遠レンズで撮影するタイプです。被写体を常に追うことができるので、シャッターチャンスを逃さず撮影可能です。
水中での撮影が難しい場所での撮影に適した方法です。
カレントが非常にきついサーフスポットや、波のサイズが非常に大きい場合は、望遠レンズの撮影が適しているといえます。
泳いで水中から撮影する
もっとも危険が伴うサーフィンの撮影方法です。水中からのサーフィン撮影には泳力や判断力も必要で、死の危険もあります。
強いカレントの撮影場所で、ポジションをキープすることは簡単なことではありません。また、サーファーの進路を妨害しないように撮影を行う必要があります。
覚悟と度胸が必要な水中撮影は、最も難しいサーフィンの撮影方法だと言えます。
様々な困難を乗り越えて撮られた写真だからこそ、水中から撮影されたサーフフォトグラフィーには魅力があるものが多いです。
ドローンで撮影する
ドローンでサーフィンを撮影する方法です。泳ぐ必要がなく、撮影者に危険がない安全な撮影方法と言えます。普段見ることができない視点からサーフィンを撮影することができるので、個性的な写真を撮ることができます。
撮影場所によっては、許可や資格が必要な場所もあるので確認が必要です。
サーフフォトグラファーに必要なもの
泳力
望遠レンズやドローンでの撮影には必要ないですが、水中撮影をする上で必要なのが、『泳力』です。強い流れの中で、自分のポジションをキープしなければいけません。
水中撮影を行うサーフフォトグラファーは、波を読む能力も必要不可欠です。
カメラ
当然と言えば当然ですが、サーフフォトグラファーに最も必要なのはカメラです。自分の撮りたいサーフィンの写真によって、購入するべきカメラも変わってきます。
防水ハウジング
水中撮影を行う際に必須なのが、『防水ハウジング』です。値段が高く、使い回しが効きません。
防水ハウジングの有名メーカーは以下の通りです。
ダイビング用の防水ケースではなく、サーフィン専用の防水ハウジングの購入をお勧めします。
その理由は、シャッターボタンの位置です。サーフィン撮影用に作られたハウジングには、『ピストルグリップ』と呼ばれるシャッターボタンがついています。通常のシャッターボタンの配置のままだと、水中撮影中に両手を使用しなければいけません。
『ピストルグリップ』があると片手でシャッターを切ることが可能となり、腕を伸ばした状態でも撮影が可能です。
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- 互換性: FUJIFILM x-t2カメラ
- 建設ポリウレタン本体、ハード陽極酸化アルミニウムとステンレス製のコントロールと、アクリル
- コントロールが可能になります。上部のダイヤル、再生、マルチコントローラー、(上、下、左、中央) &手動シャッターのコントロール
- 深さの評価33フィート/ 10.06 M
望遠レンズ
陸上からの撮影を行う場合、望遠レンズは必須アイテムです。
遠距離から被写体を撮影するため、撮影者は安全を確保できます。強烈な波が割れている場所など、危険が伴う場所などは望遠レンズでの撮影がおすすめです。
ドローン
ドローンでのサーフィンの撮影は、独自の魅力があります。普段見ることができない景色を常に捉えることができます。
ドローンでの撮影に挑戦したい方は、こちらの記事を参考にしていただけたらと思います。
アクションカメラ
サーフフォトグラファーになりたい方は、はじめにアクションカメラで水中撮影に挑戦することをお勧めします。『GOPRO HERO6』は、カメラとしての機能も非常に高いです。
撮影後に編集を行えば、一眼レフと比べても遜色のない写真を撮影することが可能です。
【関連記事】使用目的に合わせたアクションカメラの選び方
足ひれ
足ひれは、水中からサーフィンを撮影する際に必要です。水中撮影中は、体力を大きく消耗します。
カレントに流されないようにポジションをキープすることも、簡単ではありません。
自分の体力を常に意識して無理をしないようにしたいところです。
サーフィン撮影用のカメラ選びで重要なこと
オートフォーカス機能
サーフィン撮影用のカメラを購入する際に注目するべき点は、『オートフォーカス機能』です。高速で移動するサーフィンの撮影には、『瞬時にピントを合わせてくれる機能』がとても重要になってきます。
撮影方法に問わず、高速で移動する被写体(サーファー)に手動でピントを合わせることは難しいです。
手ぶれ補正
手ぶれ補正は、水中での撮影を行うサーフフォトグラファーには特に大事な機能です。陸上で手ぶれを防ぐために行う構えは、水中では困難です。精度の高い手ぶれ補整機能があるカメラは、サーフィンの撮影に必要不可欠です。
注意点)一眼レフには、レンズ自体に手ぶれ補正の機能がついているもの、またはカメラ(ボディ)自体に手ぶれ補正機能がある2種類があります。
ボディ自体に手ぶれ補正を搭載していると、レンズ選びの幅が広がるのでおすすめです。
詳しく知りたい方は、こちらの記事が参考になります。
撮影時の注意点
撮影側は『表現の自由』を主張することもできますが、写真を撮られた側には肖像権があります。
他人を撮影をした写真を利用する場合には、必ず本人の承諾が必要です。
撮る側も撮られる側も嬉しくなる、サーフフォトグラファーを目指すのが一番だと思います。
まとめ
子供の頃、僕の父はプロカメラマンとしても活動していました。黒光りしているカメラや機材が、大切に保管されていたことを今でも覚えています。
子供の頃、安いインスタントカメラで写真を撮った気持ち覚えていますか?
現像された写真を待っている間は、『どんな写真ができただろう』とワクワクしていました。
サーフィンが大好きなら、『サーフフォトグラフィー』にぜひ挑戦して見てください。
波に乗るだけでは見つけられなかった『サーフィンの魅力』を、再発見できるはずです。