サーフボードのサイズは『長さ』『幅』『厚さ』の3つで構成されています。
例)5’8×21×2 3/4=長さ × 幅 × 厚さ
サーフボード横寸法の最も長い部分が、『サーフボードの幅』です。サーフボードの幅は、パフォーマンスに大きく関わる部分です。
どのぐらい影響があるの?
1cm幅が違うだけで、乗り味も大きく変化します。
今回の記事では、『サーフボードの幅の違いによる利点や欠点』をまとめました。
サーフボードの幅が広いと?
基本的な特徴は以下になります。
- 安定感がある
- ボリューム(浮力)が増える
- パドルが早い
- テイクオフが早い
幅と『レール形状』の関係
同じ長さのサーフボードでも『幅』が違うと、レール形状が変わります。レール形状の違いは、サーフボードの性質に大きな影響があります。
どんな違いが出てくるの?
幅が広いものは、レールが『円形』に近づきます。幅が狭いサーフボードは、レールが『直線』に近くなります。
【関連記事】レール形状の違いがサーフィンを変える【サーフボードシェイプの基礎知識】
幅が最もある『位置』が、サーフボードの重心を決める
以下の図をご覧ください。二枚のサーフボードの『幅と長さ』は同じですが、性質はまったく違います。
性質が変わる理由は、『サーフボードの重心』が変わるからです。
重心が変わるとどうなるの?
サーフボードの重心が変わると、乗り手(サーファー)の足の位置も変わります。それがパフォーマンスに大きな影響を与えるのです。
前に幅(重心)があると、『スピードが出るサーフボード』。後ろに幅(重心)があると、『ピポットターンがしやすいサーフボード』になります。
【関連記事】前足でサーフィン?それとも後ろ足?【足への重心のかけ方を考察】
まとめ
サーフボード選びが、サーフィンのスタイルを変えます。幅やサイズが同じでも、『レール形状の違い』や『ロッカーの違い』で全く別のサーフボードになるからです。
自分のスタイルにあったサーフボードを見つけるまでは、試行錯誤するのが一番だと思います。