『ストリンガー』とは、サーフボードの中心にある『芯(しん)』のことです。様々な種類が開発されていますが、主流は『木製』のストリンガーです。
『ストリンガー』は、サーフボードに強度を与えます。
ここで重要なのが、ストリンガーには『しなり』も必要だということです。
『しなり』が必要な理由は以下の通りです。
サーフボードに『しなり』が必要な理由は?
加速性能の向上
サーフボードがターンの最中に『しなること』で、元の形に戻ろうとします。それが、『ターン後の伸びるような加速感』につながります。
強度の向上
『しなり』はサーフボードに強度も与えます。固いだけでは、『強度』が増したことにはなりません。
簡単に説明すると?
ガラスをイメージしてもらえたら、わかりやすいと思います。ガラスは『固い』ですが、割れやすいです。ある一定の『衝撃』までは耐えられますが、それを超えると割れてしまいます。
サーフボードに、適度に『しなり』があることで、『衝撃』を逃がすことができます。
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ストリンガーが『レール』に設置されたサーフボード
『ストリンガー』が、レールに施されているサーフボードもあります。
『Firewire』のFST (エフエスティー) や TimberTek (ティンバーテック) が有名です。
※レールとは、サーフボードの側面のことです。
パラボリックバルサレールの特徴は4mm厚のバルサ材を3つ組み合わせた12mm厚のバルサ材であり、フレックス性のコントロールだけでなく、レールへの衝撃の緩衝剤としての役割も果たしています。
引用元:(http://www.firewirejapan.com)
ストリンガーに使われる主流の木材は『バルサ材』
『バルサ材』は世界で一番軽い木材で有名です。
バルサ原木を加工して板状、または棒状に加工した木材をバルサ材と呼ぶ。 バルサ材は軽く、加工しやすく、重量に比べて強度が大きい。
引用元:(https://ja.wikipedia.org/wiki/バルサ)
ストリンガーがないサーフボード
ストリンガーがないサーフボードもあります。
どこのブランドがやっているの?
『LOST』の『カーボンラップ』もそのひとつです。ストリンガーの代わりに、カーボンを利用して『強度』をあげます。
Superbrandの『Superflex Technology』もストリンガーがないサーフボードです。
『EPS素材』にカーボンを巻くことで、強度を与えています。強度と同時に、適度な『しなり』も得ることができます。
まとめ《ストリンガーとサーフボードのしなりの話》
『ストリンガー』と『しなり』の関係は、奥が深いですね。『しなり方』は、乗り手の好みもあると思います。
僕のサーフィンレベルではまだ、違いがよくわかりません。なんとなく『伸びたターン』ができている気がするだけです。
プロレベルの知り合いが話す、『サーフボードの違い』にはまだまだついていけません。
いつの日か、その話し合いに参加できるように精進していきます。