サーファーとは、一生懸命で向上心高く、真面目で言い訳をしない人たちのことです。
サーファーに対して、悪いイメージを持っている人も多いと思います。サーフィンに熱中している人は、『白球を追いかける高校球児』と同じぐらい、『一生懸命で向上心が高い』のだと認識されるべき存在です。
簡単に説明すると?
高校生の就職活動を、想像して見てください。
面接の時に、『3年間野球を続けて甲子園を目指してきました』というA君。
『3年間電車で海に通って、週末はサーフィンに明け暮れていました。プロを目指しています』というB君。
面接官に好印象を与えるのは、どちらでしょうか?
答えは間違いなくA君です。
面接官にサーファーがいた場合は、サーフィンの過酷さや大変さを知っているので、B君に好印象を持つかもしれません。
しかし、ほぼ間違いなく全ての面接官が、『A君が真面目で一生懸命で、仕事が長続きする』と考えるでしょう。下手をしたら面接官たちは、『B君は、3年間遊んでただけか』と思う可能性すらあり得ます。
サーフィンに対して無知な人が、『サーファーの人格』をイメージのみで決定づけるのは良くありません。
- サーファーは不真面目
- サーファーはチャラい
- サーファーは軽い
- サーファーは遊び人
- サーファーは暇人
これらは全て、妄想と幻想でできた作り話です。
サーファーに悪い人がいないってこと?
たしかに大勢いるサーファーの中には、そのような人たちがいるかもしれません。ただそれは、高校球児だって、国体を目指すサッカー少年にだって言えることです。
僕が日本の全ての『サーファーではない人』に伝えたいことは、『サーファーは、あなたが想像している以上に根性があり、負けず嫌いで挑戦し続けられる人たちだ』ということです。
本物のサーファーは根性がある
本物のサーファーには、『根性』があります。
強い意志と根性がなければ、サーフィンは続けられないからです。弱い自分や、逃げ出したい気持ちと向き合わなければ、サーフィンは絶対に上達しません。
サーフィンを続けるのは簡単ではない?
サーフィンを続けていくことは、『己(おのれ)との戦い』です。集団活動に入り、半強制的に続けさせられているものとは正反対のものです。
サーフィンは、『なあなあと続けていけるもの』ではありません。自分自身の弱さに負けたとき、サーファーは海から遠のいていきます。
サーフィンを長らく愛してやまないサーファーには、根性が自然と兼ね備わっているのです。
サーフィンの魅力は、たくさんの人を虜にします。ただ、その魅力がわかるようになるまでの道のりも、決して平坦ではありません。
本物のサーファーは過去を悔やまず、未来を夢見る力がある
僕の周りにいるサーファーは、『いま』を全力で楽しんでいる人たちばかりです。『昔の方が楽しかった』という人とは、一度も出会ったことがありません。
どうして今を楽しめるの?
そうなれる理由は、サーファーはサーフィンがあることで、『現在の自分』と対峙することができるからです。
そして『未来』にも、サーファーは強い希望を持って挑戦することができます。サーファーにとっての大きな活力と原動力は、『これから出会う未来の波』です。
『昔はよくサーフィンしてたよ』という言葉は、口に出すべきではないキーワードです。
過去の自分や栄光にすがりつく人は、『いまの自分の人生を楽しめていない』と言っているようなものだからです。
『昔はワルだった』
『昔は良かった』
『昔は金持ちだった』
『昔はモテた』
『昔はサーファーだった』
本物のサーファーが生きているのは昔ではなく、『いまこの瞬間』です。
本物のサーファーには、強い向上心がある
全てのサーファーに共通していること、それは『あくなき向上心』です。サーファーのレベルに関係なく、誰もが強く『もっとうまくなりたい』と、心の底から思っています。
『このぐらいでいいや』
と語るサーファーには、一度足りとも会ったことがありません。
サーファーには、強い向上心があります。その向上心は力強く、揺るぎのないものです。
本物のサーファーには、タイムマネジメント力がある
本当にサーフィンが大好きな人は、『時間を作ること』に長けています。なぜなら、時間を作れなかったら『サーフィンができない』からです。
サーフィンができなくても諦めない?
どんなに忙しくても、可能な限り『時間を作ること』ができるのがサーファーです。
真剣にサーフィンに取り組んでいると、『時間がなくて波に乗れないこと』にストレスが溜まって行きます。
その苦しい状況を打破するために、サーファーは必ず行動します。
本物のサーファーは、『言い訳』をしない
サーファーは、言い訳をしません。どんなにうまくできなくても、できなかったことを人のせいにしません。
サーファーはできない理由が、『自分自身』にあることを知っているからです。
言い訳をする人はゼロなの?
本物のサーファーは、仮に一時的にできなかった理由を語ったとしても、『次にどう生かすか』を必ず考えています。
それができないで言い訳ばかりしている初心者は、一年以内にサーフィンを必ずやめます。
サーフィンは、言い訳をしたら絶対に上達しません。全ての責任は自分自身にあることを、サーファーは知っています。
まとめ
サーファーという人間は、『波にのること』に人生をかけて挑み続けます。自分自身が今まで出会ったサーファーは、格好いい人たちばかりでした。
サーフィンのことを話す目はキラキラ輝いているし、誰もが未来に向かって一生懸命生きています。
自分が本当に夢中になれることがあるのは、素晴らしいことです。常に自分自身の成長を感じることができるのも、サーフィンの素晴らしい部分の1つなのかもしれません。
何才までサーフィンができるかはわかりませんが、ただひたすらに波に乗り続けて生きたいと、僕自身は考えています。