泳げないのにサーフィンを始めたら、最悪の場合大きな事故に繋がります。
あなたが泳げないのであれば、絶対にサーフィンを始めないでください。
インターネットで検索すると、『泳げなくてもできる』とか『サーフィンを続けているうちに泳げるようになる』など、安易で無責任な回答がたくさんあります。
中には、『泳げない水への恐怖心がサーフィンの成長を早める』と言っている人もいます。
この人は自分の子供や恋人にも、同じことを言うのでしょうか?そもそも、書いている人が本当にサーフィンをした事があるのかも不明です。
サーフィンってそんなに危険なの?
海を舐めてかかると、命を落とします。
自然は甘くないです。
『サーフィンはおしゃれで格好いいし、水にぷかぷか浮いてて気持ち良さそう』
自然に対しての恐れや敬意が欠如している人は、ひどい返り討ちにあいます。インターネット上の間違った情報を、鵜呑みにしないでください。
あなたが泳げないなら、サーフィンは無理です。泳げるようになってからサーフィンを始めてください。
どうして泳げないとサーフィンができないの?
パドルして沖に出たり波に乗るだけであれば、泳げなくても可能です。泳げなくても、波に乗ってサーフィンはできます。
問題なのは、アクシデントに遭遇した時なのです。沖に出られるようになると、様々なアクシデントに合う事があります。
どんなアクシデントに合う危険性があるの?
波のサイズが大きくなると、リーシュが切れることもあります。リーシュが切れると、サーフボードは自分からはるか彼方へ流されてしまいます。
100m近い沖合でリーシュが切れて、波にサーフボードが持って行かれた時、あなたは冷静に対応できますか?サーフボードまで泳いで取りに行くか、誰かに助けを求められますか?
他のサーファーが助けにくるまで立ち泳ぎできますか?
もしもあなたが少しでも無理と感じたら、サーフィンを始めるべきではありません。必要な泳力をつけることに、まずは専念してください。
プールでどのくらい泳げればサーフィンができる?
最低でも、プールで50メートルは泳げるべきでしょう。サーフィンでは短距離での泳力より、持久力を保ちながら泳ぎ続けられることが重要です。
立ち泳ぎに関しても、最低でも5分以上は継続して可能であるべきです。
それだけでいいの?
淡水のプールでそれだけできれば、海ではさらに長い時間の立ち泳ぎができるはずです。
ただし、どんな状況でも自身の泳力を過信するのは危険です。カレントや波の大きさ次第では、泳いでも全く進まない状況になることがあるからです。
泳力と同じくらい大事なのは、『どんな状況でもパニックにならずに冷静でいられること』です。
まとめ
サーファー誰もが、一度は海で怖い体験をしています。
『泳げないんですけどサーフィンできますか?』と、それなりに経験のあるサーファーに聞いてみてください。
100パーセントの確率で、『泳げないとサーフィンは無理』と答えるはずです。
泳げない人は、サーフィンの前に水泳を学びましょう。サーフィンを始めるのはそれからでも、遅くありません。