イギリスと言われて、サーフィンを思い浮かべるのは難しいことです。サーフトリップ先に、あえてロンドンを選ぶ人も少ないはずです。
実際には、イギリスでもサーフィンはできます。周囲を海に囲まれているイギリスにはいくつかのサーフスポットが点在しています。
今回の記事は、イギリスのサーフィン文化についてです。
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イギリスの有名なサーフスポットは?
コーンウォール・ニューキー
有名なサーフスポットが点在しているのは、コーンウォール(Cornwall)です。イギリスの最南に位置する大きな半島は、南西からのスウェルを中心にピックアップします。
特に有名なのはどこ?
その中でもニューキー(Newquay)と呼ばれる場所は、イギリスサーフィンの中心と呼ばれています。西側を向いた海岸線は、年間を通じてスウェルをキャッチします。
ニューキーの『The Cribbar』と呼ばれるポイントは、ビッグウェーブになっても波をホールドできることで有名です。
コーンウォール・ポースレーヴェン
こちらの動画は、コーンウォール(Conwal)にあるポースレーヴェン(Porthleven)というサーフスポットで撮影されたものです。
ポースレーヴェンは、南西からのスウェルをダイレクトにキャッチします。風が合えば、非常にいいコンディションでサーフィンを楽しむことが可能です。
イギリスに、バレルやチューブもできるの?
動画内でのコンディションは、素晴らしいライトハンドです。バレルが形成されていて、とても楽しそうなセッションです。
コーンウォール・ポルツェス
ポルツェス(Polzeath)は、イングランドの西海岸に位置するサーフスポットです。イギリスの西海岸側(コーンウォール地区)はサイズが上がることもあり、コンディションがいいと混雑します。
デボン・クロイドベイ
クロイドベイは、ショートボーダーが集まるポイントとして有名です。
コンディションがいいと、干潮時にはバレルも出現します。
ヨークシャー・ケイトンベイ
ケイトンベイ『Cayton Bay)は、イギリスの東海岸に位置するサーフスポットです。
初心者でもサーフィンができる場所はないの?
ケイトンベイから車で、北へ1時間弱走るとサルトバーン(Saltburn)と呼ばれるメローなポイントがあります。
フレンドリーなポイントとして知られており、初心者もサーフィンを楽しむことができます。
イギリスのサーフィン、ベストシーズンは?
10月から3月
イングランドのベストサーフシーズンは主に秋から冬です。冬にかけてサイズが大きくなる傾向なため、クオリティの高い波も楽しむことができます。
イギリスの夏はどうなの?
春から夏は波のサイズが小さくなる傾向にありますが、サーフィンは可能です。同時期は、サーフィンを学ぶのに最適だと言えます。
寒さは?イギリスの海水温は何度?
イギリスでサーフィンをする場合、ウェットスーツは必須です。
イギリス・コーンウォールの水温は、真夏でも18度ほど。冬になると10度以下に下がることもあります。真夏でも最低2/3mm、できれば3/4mmのウェットスーツ着用が必要だと言えます。
イギリスの冬の水温はどれくらいなの?
冬の海水温は非常に低く(3月の平均水温は9度)、5mmのウェットスーツ着用が絶対に必要です。ブーツ、グローブ、フードも着用するべきです。海水温に対して正しいウェットスーツを着用することは、低体温症を避けるために非常に重要です。
注意点)間違った防寒対策でサーフィンをすると、命の危険があることも認識しましょう。サーフィンの前に必ず海水温の確認を行い、正しいウェットスーツを着用してください。
まとめ
イギリスに旅行に来た際、サーフィンができないかといろいろ調べました。
水温が低いためウェットスーツは必須ですが、運が良ければいい波に当たることもありそうです。
ロンドンをあえてサーフトリップ先に選ぶ人は、少ないと思います。ただ、イギリスに波があることは、仕事やワーホリなどの予定があるサーファーにとっては素晴らしいことです。
ロンドンからコーンウォールにあるサーフスポットまで、5時間あれば余裕で辿り着けます。
ロンドンに住んでいても、長時間ドライブを覚悟すれば日帰りでサーフィンに行くことは十分可能です。
防寒対策を怠らず、イギリスでのサーフィンを思う存分楽しんでください。