環境問題はサーファーと密接に関係することの一つです。
サーファーが環境問題に対してできること、それは目の前に落ちているゴミを拾うことです。
その小さな積み重ねが、サーフィンの未来を創っていくのではないでしょうか。
なんのためにする必要があるのかわからない・・・
海が豊かになって、地球が綺麗になって、未来に暮らすサーファーが海に感謝して、またサーフィンに夢中になる。そんな未来になって欲しいし、そのためにサーファーとしてするべきこともやって行かなければいけません。
簡単にできることから始めてみる
人間は、地球の支配者です。地球の食物連鎖の頂点にいます。
核兵器や自動車、大きな船、巨大な産業化した農業や、効率を最大限まで高めた食品産業。
電気を作り出し、それを利用しさらに消費的、産業的に豊かな生活を求めて新たなテクノロジーを生み出し続けています。
消費を減らすべきだけど、視野を広げる必要がある
木材の消費、割り箸の消費を少しでも減らそうと自分専用の箸を持っていたって、朝起きて郵便ポストをのぞけば、ゴミ箱行きのチラシの山です。
サーフトリップをすれば地球の反対側では、尋常ではない排気ガスに溢れかえっていることにすぐに気がつくはずです。
海には星の数より多いプラスチックの破片が流れていて、原油タンカーの事故が海をさらに汚してしまうこともあります。
【参考になる記事】石油タンカー事故、環境や人々への影響は?
じゃあ何ができるのか
その時に大事なのは、簡単なことから始めてみることではないでしょうか。難しい話をしたり、大それたことを語っても何も変わりません。
目の前にあるプラスチックのゴミを拾うだけでいいのです。
今ある環境に感謝して大切に生きる
サーフィンをしている時の人間は本当に小さいです。サーフボード一枚を挟んだ、人間と自然の向かい合いです。
ワイプアウトすれば、波の力に圧倒されて何もすることができません。
水の中でリラックスする以外選択肢がありません。人間の弱さを感じる瞬間です。パドルアウトする時も、サーフボードごと自然の力に押し返されます。
自然に対して恐怖を持つことが大事?
そういったことを通じて、まずは人間自身の非力さを感じることが、環境問題について議論をする大前提だと思うんです。
人間は自然ときちんと対峙するべきです。人間が弱いということに気がつくべきなんです。
サーファーは何ができるの?
僕たちサーファーは自然の怖さや強さを他の人たちよりも知っているはずです。自然の強さや怖さを誰かに伝えるだけでも、何かを変えていく第一歩になります。
『自然を守ろう。』という言葉は嫌いです。守ってあげるというセリフが、自然に対して上から目線な感じがするので、個人的に好きではありません。
『昔に戻ろう』とも言いたくありません。パソコンや携帯は必要です。
『明日誰かをサーフィンに連れて行こう』っていうのはどうでしょうか。
僕は、サーファーをもっと増やすべきだと思うんです。
サーフスポットが混むのは嫌ですが、海と真剣に向き合う人が増えるということは、海が汚れていることに直面する人が増えるということでもあります。
たくさんの人間が海が汚れていることに直面するだけでも、何かを変えていく大きな一歩になっていくのではないでしょうか。
まとめ
僕の人生はサーフィンと出会って大きく変わりました。
サーフィンからたくさんのことを学び続けています。
朝、眠気と戦いながらサーフィンのために早起きして濃いコーヒーを飲んでいる時も、海に向かって車を走らせている時も、波を待っている時も、友達と次の日の波の話をしている時も、その全ての瞬間が大好きです。
みなさんの人生はサーフィンで何か変わりましたか?何を学びましたか?
未来の子供達が、100年後もサーフィンができるように海を綺麗にしていきましょう。
その第一歩は、サーフィンを通じて自然と真剣に対峙することだと自分自身は考えています。
僕は大した人間ではないし、だらだらとYouTubeばっかり見ていますが、サーフィンだけは一生続けていきたいです。そのために今できることを、しっかりとやっていこうと思います。
目の前にゴミが落ちていたら、ただ拾い上げます。
たとえ何も変わらなくたって、ひたすら拾い続けていきます。