サーフィンは難しいです。過去の記事でも書いてありますが、上達の道は決して平坦ではありません。
ここでひとつ、疑問に思うことがあります。
それは、サーフィンは簡単だと思い込んでいた方が上達が早くなるのかどうか、という点です。
そのほかにも、練習の取り組み方やなかなか上達しない時の心の持ちようなど、『サーフィン技術向上のためのメンタル』を知りたい人も多いのではないでしょうか?
- 長年取り組んでいるのに全然上手くならないから焦っている
- 同じくらいの運動神経の友達だけがサーフィンがとてもうまいのはなぜか
- 同じ時期に始めたのに上達の速度が違う
- 技術的な差はないはずなのにパフォーマンスに違いがある
などなど、周りを見渡せばいろいろな疑問が見つかるはずです。
自分自身もまだまだサーフィンが下手で、上達の壁にいつもぶつかっています。挫折もしていますし、上級者とはまだまだ言えません。
一体全体どのようにしたら、その状態を超えていくことができるのでしょうか?
今回はメンタルがサーフィンに及ぼす影響について、徹底的に調べてみました。
【参考文献(英語)】
5 Keys to Making Mental Training like Your Sports Training
サーフィンがみるみる上手くなるメンタルとは
結論から先に言えば、『自分は上級者のようにサーフィンができない』と思うよりも、『自分にだって絶対できる』と信じ込ませたほうが必ず早く上手くなります。
子供の頃からサーフィンを始めた人が上手いのは、『なんだってできるんだ』という純粋無垢な気持ちがあったからなはずです。
- 自分にはできない
- 筋肉がないし
- どんなに練習したって上手くなれない
- そもそもバランス力がないし
- 上達なんてする気がしない
このようなネガティブなメンタルが、練習に悪い影響を与えるのは明白です。
そんなふうに思えない・・・
もちろん、大人になってから、『なんだってできるんだ』と思いこむのは難しいです。
その理由は簡単で、そもそもポジティブにならなきゃいけないと考えてる背景に、『ネガティブな側面』があるからです。
簡単に説明すると?
『ネガティブなメンタル』が全くないなら、簡単に言えば『ポジティブにならなきゃ』と考えること自体必要がありません。だからこそ、メンタルをコントロールすること自体が難しいのです。
子供の頃のようなネガティブでもポジティブでもない、ニュートラルな状態こそ、本当の意味での理想的なメンタルだと言えます。
それがなんの役に立つの?
サーフィンにメンタルがどのように作用するか知っておけば、上達の手助けに必ずなるはずです。
一体全体どのようにしたら、『サーフィンがみるみる上手くなるメンタル』を手にすることができるのでしょうか?
【参考になる記事】スポーツメンタルトレーニング方法!上達は「心」で決まる!
メンタルがサーフィンに作用する証拠
『新しく手に入れたサーフボード』を手にしたときに、いつもより調子がいいと感じたことはありませんか?
自分の場合はいつもそうなのですが、これもある意味で『メンタルが自分のサーフィンに影響を与えているとき』だと言えます。
どうしてそうなるの?
おろしたてのサーフボードが、『なんでもできる』と思わせてくれるからです。それに加えてこの状態は、無理やり『ポジティブシンキング』をしているわけでもありません。
- このサーフボードならたるいセクションだって抜けられる
- このサーフボードなら波が小さくても大丈夫
- このサーフボードなら思い描いたラインを現実にできる
この自然な思い込みが、実際のライディングに現れていると言えるのではないでしょうか?
ネガティブでもポジティブでもないニュートラルな状態だから、自然な状態で波乗りができているのです。
サーフィンは簡単だという思い込みがもたらす力
サーフィンは、簡単だ。
そう信じることができれば自然と、『自分にだってできる』というニュートラルな状態になれるはずです。
子供のころ、大きな夢を描いていた自分を思い出してみてください。
- F1レーサーになりたい
- 宇宙飛行士になりたい
- 総理大臣になりたい
そんな夢を持っていたころです。
必ずなれると信じていた・・
自分にはできないなんて、思ったことはなかったはずです。それに加えて、『ポジティブにならなきゃ』と考えることもなかったことでしょう。
サーフィン上達に必要なのは、ただただ自然体で、『できる』と信じていたころの気持ちです。
サーフィンは簡単で、空に立って舞える。
ネガティブではない自然体でいれば、かならずできます。
ネガティブな気持ちがもつ力について
あとでとってつけたようなポジティブシンキングは、自然な状態ではありません。
ポジティブにならなきゃ
そう考えている時点で、自分のネガティブな思考でいることを隠そうとしているだけだからです。
あの頃はとにかくガムシャラだった
自然体でいるということは、ポジティブでもなければネガティブでもありません。
ネガティブでいる状態はある意味で、ニュートラルに近い場所だとも言えるのではないでしょうか?
【参考になる記事】ポジティブ思考の限界
まとめ
サーフィンは他のスポーツに比べて、練習を毎日するのが難しいものです。
だからこそ、練習の合間にメンタルが作用する力は、とても大きな割合を占めると思うのです。
自分自身がメンタルトレーニングについて研究をしたのは、上達へのネガティブな気持ちの現れでもあります。
自分にはできないんじゃないか。
そう思ってしまうこともあります。でも、やめるつもりはありません。年齢のせいにもしたくない。
なんとかして壁を越えてその先に行けるよう、まだまだ海に通い続けたいと思います。
出来る限り自然体で。