今回の記事では、『サーフィンが難しい理由』と『早く上手くなるための秘訣』についてです。
記事前半で『サーフィンが難しい理由』について説明して、後半で『早く上手くなるための秘訣』について説明して行きます。
まずは、サーフィンの成長曲線について考えて見ましょう。
他のスポーツと比較した時の、サーフィンの成長曲線はこちらになります。
- 上手くなっている気がしない・・・
- 下手になっている気がする・・・
サーフィン上達の過程で、こういった感覚に陥るのは当然のことだとも言えます。
どうしてサーフィンはすぐに上達が感じられないの?
図からわかるように、他のスポーツと比べてサーフィンの成長曲線は、とても『なだらか』です。ここに、『サーフィンの上達が感じられない原因』があります。
サーフィンで技術的に上達するためには、この成長曲線の仕組みを理解する必要があるのです。自分のサーフィンのレベルについては、こちらの記事を参考にして見てください。
サーフィンはなぜすぐに上達できないのか
サーフィンはほかのスポーツと比べても、非常に難しい部類に入ります。
もちろん、どんなスポーツであっても『プロレベル』になるには、非常に長く厳しい道のりが待っています。
ただ、他のスポーツがサーフィンと違うのは、『なんとなくできるようになる』までの道のりの長さです。
簡単に説明すると?
たとえば、極端な例を挙げるとすれば『100メートル走』です。
オリンピックに出るためにはものすごい厳しい世界ですが、誰にでも『100メートル走』はできます。走り方さえ教えて貰えば、だれにでもできることなのです。
サッカーや野球も同様です。ボールを蹴ったり投げたりすることは、『やり方』を学べば誰にでもできるようになります。
もちろん全員が、『完璧なフォームで150キロの豪速球を投げる』ことはできません。ただ、『10メートル先へ投げる』ことは、ほとんどの人が数週間の練習でできるようになるでしょう。
その点がサーフィンと大きく異なるところです。
『波にのる』という動作は、どんなに理論上で理解しても簡単にできるようになりません。運動神経がどんなに抜群な人でも、『波にのる』ことはとてつもなく難しいことなのです。
サーフィンにはイメージが難しい動作が多い
サーフィンで用いられる動作は、イメージが難しいものがとても多いです。
『波に乗る』ことは、『投げる』『蹴る』『走る』といった基本動作とは全く別次元のものです。
それに加えてサーフィンは、『反復練習』ができません。だからこそサーフィンは、こんなにも難しいのです。
サーフィンに上達の近道は存在しない
サーフィンに上達の近道は存在しません。上級者になるまでの道のりを、一歩一歩歩いていくしか方法がないのです。
でも早く上手くなりたい・・・
初心者サーファーに唯一できることは、『できる限り遠回りをしない』ことです。
例えばどんな風に?
遠回りをしないために特に気をつけたいのは、『サーフボード選び』です。
『間違ったサーフボード』を使ってがむしゃらに練習している初心者は、大勢います。
本人は一生懸命なのですが、これでは上達に多くの時間を費やしてしまうことになるでしょう。上達したいのであれば、『サーフボード選び』から学ぶ必要があるのです。
わかりやすく説明すると?
例にして考えみます。
例)
バッティングが上手くなりたいと、心から願う高校球児A君がいました。彼は毎日、惜しげも無くバッティングセンターに通い続けます。雨の日も風の日も、3年間がむしゃらにバットを振り続けたのです。
それなのに『打つ技術』が一向に上達しません。
不思議に思った監督が練習をのぞいてみると、その原因はすぐに明らかになりました。
彼が練習に使っていたのは、『プラスチック製で子供用の小さなバット』だったのです。
おわり
このような練習をしている初心者サーファーは、本当に存在します。間違えたサーフボードを使って練習しているので、いつまでたっても波に乗れないのです。
『混んでいたし波に乗れないのは仕方ない』
『パドル力がないから波に乗れない』
このようなセリフを口にしていたら、注意が必要です。もう一度、自分の選んだサーフボードを見つめ直してください。
無駄なく上達するための秘訣
サーフィンで無駄なく上達するための秘訣は、『正しいサーフボードを選ぶこと』です。簡単なことのようですが、これが全てです。
それだけで確実に遠回りすることなく、上達の階段を上がっていくことができます。
間違った道具を選ぶとどうなる?
最初の段階で間違えたサーフボードを選んでしまうと、数年間を無駄にしてしまう可能性があります。正しいサーフボードを選んで、遠回りしない道を突き進んでいきましょう。
遠回りをしなければ上達が早くなるのは、間違いのない事実なのです。
サーフボードの選び方がわからない方は、こちらの過去記事を参考にしてみてください。上達への大きな一歩を、ここで踏み出して行きましょう。