新年の幕開けです。
今年はどんな波に出会えるのか、ワクワクしている人も多いと思います。サーフトリップに行けば、新しい仲間と出会うかもしれません。
もちろん、1日1日はいつもと変わらず24時間です。
それでもほんの少しだけ、去年とは違う何かができれば、新しい道が開けていくのではないでしょうか?
新年の波乗りに行く
年が明けたら、波乗りにいきましょう。それは、海に行く初詣のようなものです。今年一年もいい年になるよう願いながら、水平線を眺めてみるのです。
最初から波の取り合いにならないように、心にも余裕を持ちたいところです。去年よりもほんのすこしだけ、『譲り合いの気持ち』を持つことができれば、きっといい波が僕らのもとに届くことでしょう。
例えばどんなふうに?
だれかに前ノリされたら、静かにラインナップに戻るのもひとつです。
自分自身は悪いことを一つもしていないのに、イライラしたら『損』だと思いませんか?
もしかしたらその相手は、故意に前乗りをする中級者サーファーかもしれません。基本ルールを知らないビギナーサーファーが、飛び出してきたのかもしれません。
自分以外のことに神経をすり減らすのは、とっても疲れることです。静かに待ち続けていれば、必ず一番いい波がやってきます。
そういう姿勢でいるだけで、サーフィンがもっと楽しくなるはずです。
1年間の目標を決める
なくたっていいのですが、目標があった方がいい時もあるものです。それは本を読んだら書いてあるような、格好いいことである必要はありません。
- サーフィンに百回いきたい
- ノーズラディングを成功させたい
- 新しいサーフボードが欲しい
それだって、立派な目標なのです。
サーファーとして生きていると、自然と目標が波乗りに寄り添ったものになるはずです。
実現できるかな・・・
海の近くに移住したいのなら、その目標を叶えるために何ができるのか、ほんの少しだけ立ち止まって考えてみましょう。
目標を達成したらきっとまた新しい夢が、ひょっこりと人生に芽を出すはずです。
ほんのすこしだけ地球環境について考えてみる
一年間の目標が決まったら、周りを見渡してみるのもいいかもしれません。ゴミが落ちてみたら拾ってみるとか、そんな小さなことから始めるのもいいのではないでしょうか?
この世界はとても広くて、僕たち個人の力では変えることが出来ないこともたくさんあります。
それでもほんの少しの小さな行動が、結果して大きな力になることだってあるはずです。
そんなの時間の無駄・・
もしかしたら何も変わらないのかもしれませんし、もう手遅れかもしれません。でも、目の前にある問題を素通りしてしまうと、それがさらに大きくなるのは明白です。
行動する際に気をつけたいのが、問題点がどんなものなのかきちんと把握しておくことです。
エコバックを使っていたって、再生可能なプラスチックを選んだって、必ずどこかで『新たな環境問題』を生み出す可能性があるからです。
なにが言いたいの?
そこら中で買えるエコバックだってその一つです。今ではいろいろな柄のものまであり、好きなものを選べるようになりました。何個も持っている人もいるはずです。
でもエコバックを何個も買っている時点で、すでに相当なエネルギーがその商品の製造に使われています。エコバックを使うのが、環境に優しいわけではありません。
エコバック一つを、くたくたになるまで使い切るから、ほんの少しだけ環境への負担が減るだけなはずです。
それを取り違えてしまっては、『問題が違うところに移る』のも止めることが出来ません。
他にどんな例がある?
電気自動車にしたってそうです。その電気は、どの力で発電したものなのでしょうか?
昔はやったマイ箸だってそうです。
環境に優しい液晶テレビを売るために、何千枚もの無駄なチラシを印刷してポストに入れるのもそうです。
環境問題の解決案のほとんどは、洪水になって自分の家に入ってきた汚水を、ポンプで隣の家に送っているようなものなのではないでしょうか?
こんなことを書いていたら自分でも混乱してきてしまうのですが、どちらにしても、目の前にゴミがあったら拾うべきなのは確かなことです。
まとめ
みなさんはもう、初乗りに行きましたか?
いよいよ2020年です。今年もいつものように、あっという間に時間が通り過ぎていくことでしょう。
できることなら、毎日波乗りをしたい。そう願っている人も多いと思います。自分もそのひとりです。
今年もまた、たくさんいい波に当たりますように。
- 養老孟司 (Author)