初心者のうちは、『適正浮力』を考えないでください。
あなたが最初に必要なサーフボードは、『適正浮力を無視した大きな板』です。
間違っても、ウェブサイトやカタログ値にあるサーフボードの適正浮力で、最初の板を選ぶべきではありません。
カタログの適正浮力は初心者のレベルには無関係
そもそもカタログに書いてあるような適正浮力は、『いい波であるという大前提』があります。
初心者が、それを知らないで適正浮力でサーフボードを選んでしまうと、どうなるでしょうか?
小さな力のない波では、テイクオフすらできるようになりません。
サーフィンに行っても全然波に乗れない・・・
そうすると何年経過しても、サーフィンが上手くならないという、悲しい結果になってしまいます。
何よりもあなた自身が、高い技術を持っていなければ、小さい板には乗ることすらできないのです。
だからこそ初心者サーファーは浮力を考えず、大きなサーフボードを選ぶ必要があるのです。
【参考になる外部記事】中級者のボードの浮力
本当の意味での『適正浮力』とは
もう一度、『浮力』について説明します。
浮力とは、『サーファーの体重に適したサーフボードの浮く力』のことです。
どういうこと?
簡単に考えてみましょう。
体重100キロを越す初心者サーファーに、適したサーフボードはどんなものでしょうか?
ビート板のようなサーフボードで、初心者サーファーがサーフィンできるでしょうか?
どんなに運動能力が高くても、間違いなく波に乗ることができません。その初心者サーファーに必要なのは、十分な浮力がある、大きな板なのです。
サーフィンを思いっきり楽しめるサーフボードを選ぼう
前項で説明したように、十分な浮力がなければ初心者は波に乗ることができません。
簡単に説明すると?
初心者サーファーに、ふたつのサーフボードの選択肢が与えられたとしましょう。
ひとつめは、
大きなサーフボードです。
その板では、小さな波でも楽しむことができて、『サーフィンの楽しさを教えてくれる魔法』がかけられています。
適正浮力のサーフボードは?
2枚目の板は、その初心者サーファーの適正体重で選ばれたサーフボードです。
そのサーフボードは、あなたに技術があることが大前提で、『たるいセクションでも抜けることができ波のパワースポットでナイフのようなターンが可能になるサーフボード』です。
その板は、小さな波でのコントロールが非常に難しく、『サーフィンの難しさと厳しさを味わうこと』ができます。
あなたは、どちらを選びたいですか?
まとめ
もしもあなたが、『石の上にも三年座り続けられる人』なら、サーフィンの厳しさだけを学べる小さなサーフボードを選んでもいいのかもしれません。
ただ、もしも僕自身が初心者に戻って、はじめてのサーフボードを選べるとしたら、『適正浮力度外視の大きなサーフボード』を手にします。
自分にとってのサーフィンは、『楽しい』のが大前提です。それが実現できないサーフボードは、初心者の時点では不必要だとも思うのです。