フィンには様々な種類があり、ツインフィンや、シングルフィン、クアッドなどそれぞれに利点や欠点があります。
今回は『トライフィン』について詳しくまとめたいと思います。
トライフィンは、初心者にもおすすめできるフィンセッティングです。
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現在のパフォーマンスサーフィンの主流は、『トライフィンセッティング』です。その理由は簡単です。
トライフィンが『ターンを繰り返すパフォーマンスサーフィンに最適』だからです。
トライフィンの利点
- 様々なコンディションに対応できる
- 波に対して直角のラインどりがしやすい
- テイクオフ後のボトムターンの反応が早い
- ターンを切り替えやすい
トライフィンの欠点
- 直進性が低い
- 直線のラインを描くときフィンのドラッグが大きくなる
- ボトムに降りて行く際、引っかかる感じがする
- 横方向へのスピードをつけたいとき、自分で加速して行く必要がある(波が小さいとき)
トライフィンを最大限生かすサーフィンとは?
ターンを常に繰り返すサーフィンが適しています。直進性が低いトライフィンは、横方向へ加速して行くのには優れていません。
トライフィンに適した波のコンディションとは?
トライフィンは、どんな波でも対応することができます。
波が2フィートしかなくても、頭以上のサイズでも、柔軟に対応することが可能です。
まとめ《トライフィンセッティング》
トライフィンは波のサイズが小さくなると、自分でサーフボードを加速させる技術が必要になります(サーフボード自体の浮力が少ない場合)。
小さい波でも、上級者であればトライフィンでサーフィンが可能です。加速の仕方を知っているからです。
力のない小さい波は、あなたがトライフィン初心者であれば、横方向への加速の仕方を学ぶのに適したコンディションです。※日本では『アップス』と呼ばれています。腕の使い方や前足荷重を学べます。
なかにはそんなことには興味がなく、波をただただ突っ走りたい人もいるかもしれません(僕はそうです)。そんなとき、初心者におすすめのフィンセッティングは、ツインフィンかクアッドです。
横への動きが楽になり、小さい波でも楽しいサーフィンができるのでおすすめです。