適切なウェットスーツを選んでサーフィンを楽しもう
正しいウェットスーツの選び方を知るのは、サーフィンを楽しむためにとても重要です。水温が25度以下になると、『低体温症』になる可能性が出てくるからです。
『時期別に適したウェットスーツ』を探すのではなく、『サーフスポットの水温に適したウェットスーツ』を着用しましょう。
ウェットスーツの管理の仕方については、湘南ぺぺさんがわかりやすくまとめています。
【ウェットスーツは洗い方とメンテナンスが大事!長く着るためのコツ】
こちらが水温別のウェットスーツ着用目安です。
海水温(℃) | 備考 | 適切なウェットスーツの厚み | ブーツとフード |
25℃以上 | 水着でもOK | 不要 | 不要 |
22℃ー25℃ | 外気温が低い場合、スプリングのウェットスーツの着用が必要 | 2/2mm | 不要 |
18℃ー22℃ | スプリングのウェットスーツでも可、3/2mmが理想 | 3/2mm | 不要 |
15℃ー18℃ | 4/3mmが理想的。3/2mmでも可だが外気温によっては寒い | 4/3mm | 不要 |
12℃ー15℃ | ブーツが必要になる水温。5/3mmが理想 | 5/3mmか4/3mm | ブーツ要 |
8℃ー12℃ | ブーツとフードの着用が必要、ハンドグローブもあれば理想 | 5/3mmか5/4/3mm | 両方 |
8℃以下 | ブーツやフードも厚み5mm以上が必要。 | 6/5/4mm | 両方 |
各地域、サーフスポット別の水温データはこちらのサイトで確認できます。
なぜウェットスーツがサーフィンに必要?
サーフィンは、波待ちをしている時間が最も長いです。防寒対策を取らなければ、体はどんどん冷えていきます。
低体温症になるとどうなるの?
カレント(離岸流)に乗って沖に流されてしまったら、水温が20度でも体力を容赦なく奪い、最悪の場合は命にも関わってきます。
低体温症に関するデータを記載しておきます。
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注)インターネット上のデータを厳選していますが、体格や年齢、性別など個人差があるものです。あくまでも参考として御覧ください。以下のデータはウェットスーツの着用なしで、防寒対策を取っていない場合のデータになります。
海水温(℃) | 意識不明までの時間 | 生存可能時間 |
0℃ | 15分以下 | 45分 |
0ー5℃ | 15ー30分 | 30ー90分 |
5ー10℃ | 30ー60分 | 1ー3時間 |
10ー15℃ | 1ー2時間 | 1ー6時間 |
15ー21℃ | 2ー7時間 | 2ー40時間 |
21−27℃ | 3ー12時間 | 3ー不定 |
海水温と外気温の違いに気をつけよう
外気温の上昇に応じて海水温も上昇しますが、『時間差』があります。海水温の上昇には遅れがあり、実際の海水温に応じたウェットスーツ選びが重要です。
サーフィン前に海水温の確認をしましょう。
波を待っている間の風が体を冷やす
波を待っている間の風が、体を冷やします。冬季や春先など、風が強く吹いている場合は、厚めのウェットスーツを選んだ方が無難です。
波に関する基本知識はこちらの記事を御覧ください。
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まとめ
サーフィンは自然と向き合うものです。どんな環境であれ、『海は怖い』という意識でいるべきだと思います。
正しい知識を身につけ、時期に適したウェットスーツを選んでサーフィンを楽しみましょう!
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