サーフィンにおいて、『経験を重ねること』はとても重要な役割があります。
簡単に説明すると?
初心者の人が、始めて沖にパドルアウトした時を、想像してみてください。最初のころは沖に出るのが、怖くて仕方なかったはずです。
それができるようになったのは、『沖に出る』という経験を積み重ねたからです。
怖がりすぎてずっと岸の近くで練習していたら、なんの上達もありえません。
何が言いたいの?
サーフィンは、経験が全てです。だからこそ、『一歩先へ踏み出す勇気』がなによりも大切なのです。
経験こそが次のステップへ進むための鍵
前述したようにサーフィンは、経験が全てです。年数ではありません。『なんの経験も積まない一年』を積み重ねても、上達の速度は遅くなってしまうばかりなのです。
どうしたら上達が早くなる?
上達を早めるためには、『自分のできないこと』に挑戦する必要があります。
無理をするのではなく、『ほんの少しだけ勇気を出したらできること』に挑戦していくのです。
どういうこと?
初心者の段階では、沖に出ることがそれにあたります。
中級者であれば、いつもよりサイズのある波に挑戦することかもしれません。
今まではできなかったことに挑戦することは、次のステップへの大きな手助けになります。
それは実社会でも、同じことが言えます。
例えばどんな?
自分自身の経験でいうと、カメラでの撮影がそれに当たります。自分は波の写真ばかり撮ってきて、それ以外の被写体に向き合うことは今までありませんでした。
でもなにかのきっかけがあって、別の被写体にもカメラを向けてみることにしたのです。それは小さな勇気がいることでしたが、前に踏み出すことで大きく成長することができました。
サーフィンも同じです。
まずは、挑戦してみるのです。それが次のステップへと、必ず繋げていってくれます。
無謀と挑戦の違い
挑戦することと『無謀』であることは、似ているようですが、違いがあるものです。
特に、サーフィンを趣味として楽しみたい方は『無謀』である必要などないのです。
例えばどんな挑戦が無謀?
一般的なサーファーがなんのトレーニングも積まずに、ナザレの波に挑戦したいと言うのは、無謀そのものです。
ただ、一般的なサーファーが厳しいトレーニングを積み、完璧な準備をしてナザレの波に挑むことは、『挑戦』になります。
この違いをしっかり理解することが、とても重要です。
ほんの少しだけ危険を感じる場所で挑戦を続けること
『安全な場所に居座りたい』
これは僕たち人間全員が持つ、本能みたいなものです。安全な場所にいれば、身の危険に怯える必要もありません。
ただ、だからと言って何もしないでいては、成長はありえないのです。
ほんの少し危険である状況に身を置くことで、人間は成長します。サーフィンでも同じです。
もしかしたら、沖に出れないかもしれません。いつもよりサイズのある波に打ち負かされるだけかもしれません。
それでもその経験は、確かな糧になります。その糧が次のステップへ進むための、重要な鍵になるのです。
絶対に無理なことに、挑戦するのではありません。
『もしかしたらできるかもしれないこと』に、挑むのです。
できるかもしれないし、できないかもしれない。それでも挑戦してみる。
そうすると途端に、目の前が拓けてくる。
それこそが、挑戦することの意味です。それはサーフィンでも人生でも、同じなのです。
安全な場所にとどまるか、できないかもしれないことに挑戦するか、僕たちは毎日選択をしています。
次の挑戦は、いつでしょうか。
来年でしょうか?
それとも明日でしょうか?