サーフィンをしていると、壁にぶつかることがあります。自分の目指しているサーフィンが、まったくできない状態のことです。
その壁はもしかしたら、『だれかの真似をする限界』かもしれません。
どういうこと?
結局のところ僕たち人間は、ひとりひとりが全く別の体の作りをしています。
憧れているサーファーのようなサーフィンがしたいとどんなに願っても、体の作りが違うとゴールにはたどり着けないのです。
目標としているサーファーを変えてみる
自分のしたいサーフィンに壁を感じていたら、『真似たいひと』を変えるのも一つの方法ではないでしょうか?
そうすることで、もしかしたら意外と簡単に、壁を越えられるかもしれません。
中途半端に変えるのでなく、思いっ切ってまったく別の人を目標にしてみるのです。
つまり?
例えば、ずっとイチロー選手のようになりたいと願って練習に励んできた少年がいるとします。
でも、体の成長に伴って、どんどんずっしりと大きな筋肉がついてきました。
そうするとこの少年は、目標への壁にぶつかることになります。イチロー選手のようなプレーをどうやっても完璧に真似ることができなくなってしまったのです。
このときに少年が、選ぶべきことはなんでしょうか?
ひとつめは、イチロー選手のようになることをあきらめない。
二つめは、自分の筋肉や体格に合わせて目標を変えていく。
おそらく、この少年が選ぶべきなのは、後者です。
自分の体の変化に合わせて目標にするべきものを柔軟に変えた方が、ゴールまでの距離が近づくのではないでしょうか?
サーフィンのゴールはひとつじゃない
サーフィンでも、同じことが言えます。目標を臨機応変にかえることで、ゴールまで走って向かうことができるのです。
もしかしたら、『ゴールの方向』も違うかもしれません。自分がゴールだと思っていたのが、夢でも目標でもないかもしれないのです。
気がついたらどうしたらいいの?
僕たちは、どんなタイミングであっても進路変更ができます。
人生と同じです。
目標やゴールは、前に進むたびに変わっていくものです。
辞めたり目標とすることが変わるのは、当たり前のことのようにあることなのです。
一歩前に進むごとに微調整して進路を変えた方が、『なりたい理想のサーファー』に、最短距離で向かっていけるのではないでしょうか?
誰かの真似を止めるタイミング
真似る対象を変えても壁にぶつかっているということは、『誰かの真似をすること』の限界がきているのかもしれません。
そうすると、真似たい人を変えたとしても、壁を越えることができなくなります。
それこそが、『オリジナルな自分自身』が誰かの真似を超えてしまった瞬間なのかもしれません。
自分はもちろん、そんなことはまだまだありません。下手くそで、だれかの真似ばかりしています。
でもいつの日か、誰かが真似したくなるようなサーフィンができればと、海に通い続けていきます。